アケコンを作ろう!
curuss
☆本編☆
アーケードコントローラーを自作するに辺り、色々と知識の蓄積が出来たので覚え書きとして。
……あるいは「こんな風に作るな!」の注意喚起?
※ アーケードコントローラー
レバーコントローラーの方が聞き馴染みあるかも。
いまや絶滅を危惧されるゲームセンターと同じ感覚でゲームを遊ぼうという道具です。
品質の怪しい物でも5000円以上。
最低品質でも一万円。
一般品では二万円、高級品は四万円ぐらいします。
……昔は高くても5000円だったのですが。
◎構成要素
〇基盤
ボタンやらレバーなどの入力を、PCやプレステ、X-boxなどへ伝えるパーツ。
心臓部ともいえる。
しかし! 主流派の格闘ゲーム専用基盤にして無遅延を謳う商品は、なんと一万円に迫る勢い!
現在のアケコン高騰は、ほぼこれが原因でしょう。
そんな情勢だったところラズベリー基盤で無遅延の登場!
原価にして数百円というのですから、DIYキットが成立しました。
※遅延
格闘ゲームは高速でのジャンケンに例えられますが、このジャンケンは『後だし無効or負け』を厳密に適用。
1Fでも遅かったら、勝てる手を出していても負けます。
そして遅延とは、ボタンを押してからゲームに認識されるまで、コントローラーの性能で遅れてしまうことを指します。
仮に1F遅延のコントローラーを使っていたら、全ての行動を1F早くしなければなりませんし――
無遅延なら勝てる状況なのに、遅延コントローラーでは絶対負ける
なんてことすら!
それを避けるべくプロやガチ勢は、コントローラーで妥協をしません。
※F
フレーム。
色々なゲームで使われる時間の最小単位です。
よく分からなかったら、Fという時間単位でターン制と考えても?
これは時代によって――ゲーム機によって違うのですが、最近は殆どが60Fで1秒です。
つまり、1Fは0.16666……秒!
そして1Fなんて体感できるわけないじゃんと思われるでしょう!
だからこそ! だからこそなんですよ!
最大限に簡単化すると格闘ゲームは「3F以内にグーのボタンを押せ」などと言い換えられます。
しかし、遅延があると3F以内が、2Fや1Fに!
ちなみに2F有余は人間が習得できる限度。プロでも至難といいます。
ましてや1Fなんてウメハラプロでも無理だよww
逆説的に遅延があると、否応なく1Fの世界へいかざるを得なくなり、それで激しく不利です。
※ラズベリーパイ
汎用のDIY用基板。色んなものが作れる。
※ラズベリーパイでの無遅延
詳しい方が調べたところ、最上位にあたる基盤「Brook Universal Fighting Board」と比べたら差はあるらしいです。
その報告を拝見するに――
1Fに満たない遅れはあるが、それがネックとなって再現される状況は稀
と思えました。
プロやガチ勢には薦められないけれど、まあエンジョイ勢なら体感不能じゃないかなぁ?
〇レバー
レバーレスコントローラーを検討しているのでなければ、これは重要です。
よく分からなかったら、ゲーセンを何店舗か回ってみるといいでしょう。意外と違いがあるものです。
レバーが円を描くか、それとも八角形や四角か、柔らかくレスポンスが良いか、それとも硬いがニュートラルへ戻ってくれやすいかetc.
DIYキットの場合、これが当りかどうかで大きく評価が変わることも。
……「○○○のコピー商品」とかレビューにあると狙い目!?
ちなみに糞だとキレる要因に。本当に不快で腹が立ちます。
国産の並品だと2~3000円ぐらい。
これもピンキリで、磁気センサー式とかは1万円ぐらいします。
〇ボタン
国産の並品だと一個2~300円なので、そこまで交換コストは高くありません。
それよりもサイズと仕様がネックに!
国産品は30Φの標準サイズと24Φの小型、あとは特殊径となります。
またハメ込み穴も同じ(というかボタン径でなく、穴径の規格ですし)
なので当然――
穴を開ける道具も、合わせる必要があります!
私事ですが勝ったDIYキットがマイナーな28Φで、ホルソーも同じ径を買ったんですよ。
でもね?
どこにも28Φのボタンなんて売ってないじゃないですか、やだーww
さらに!
30Φの穴にも固定できるじゃないですか、チクショー!ww
また固定方法も「はめ込み式」と「ねじ止め式」の二種があり、ねじ止め式は、天板が厚くてもOKだったり、穴のサイズが多少違っていても止まります(28Φのボタンが30mmの穴に止まったのは、ネジ止め式だったから)
質が悪かったらメーカー品に交換と考えていても、とりあえず30Φのセットを買うのがベターと思えます。
少なくともホルソーを流用できますから。
〇ハーネス
基盤とレバーやボタンを繋ぐ線。
ここでも色々とあるのですが――
ボタン側はファストン端子(平型端子)が標準です!
それ以外のセットを選ぶと、死ぬほど面倒臭くなります!
さらに――
2系統が主流!
LED搭載していても、4系統!
……私はLED搭載かつ三系統、両コネクタ接続という、そのメーカーですら他に扱っていない変態規格だったので、もの凄く面倒なことに!
そもそも――
LED搭載ボタンなんて売ってないか、超高い!
さらに普通のLEDボタンは4系統だから、すぐ交換はできません!
基盤側は2ピンの基板用コネクタ端子が主流です。
……LEDだと4ピンのものもありますが、LEDはお勧めしません。
私は「3ピンコネクタ端子の基盤から、2系統のファストン端子でボタンに接続」をやりましたが……――
かなり知識は広がります。お勧めできません!
大人しくLEDとかいう無駄機能を諦め、死ぬほど拡張性の高い2ピンコネクタの基盤を選びましょう!
レバーはセイミツのコネクタ式という、5ピンの基板用コネクタ端子が主流となりつつあります。
が、レバー側はファストン端子で、事実上の上下左右の4ボタンというのも。
こちらは古い規格の様ですが、すぐに思いつく不都合はありません。
ようするにボタンを――
『ファストン端子(平型端子)×2ピンの基板用コネクタ端子』で
レバーは――
『両5ピンの基板用コネクタ端子』orボタン用と同じ×4
で接続するものが推奨です!
私のように両3ピンの基板用コネクタ端子とか選んだら駄目です!
※レバーと上下左右
レバー用の5ピンコネクタと上下左右に4つのコネクタが別にありましたが、これけは内部的に同じのようです。
レバーの↑と上下左右の↑は、別々なだけで同じボタンと認識されて?
これはこれでレバーのあるレバーレスコントローラーなどを可能とするかもですが――
11ボタンを考えている場合は要注意です(カプコンの公式ルールで、いまは11ボタンまで設置が許可されている)
つまり――
A、B、X、Y、L1、R1、L2、R2、L3、R3だと10個しかないから、11個目はセレクトを潰すしかなくなる
ってことです。上下左右を11個目として利用は、おそらく無理。
まあ、基盤に拠るのかも知れませんが。
※基板用コネクタ端子
JSTコネクタが正式名称?のようです。
〇天板
レバーやボタンを固定する板。
基本的に穴さえ開けられればOK。
・ハメこみ式ボタンの場合
カタログスペックでは、3~5mmの天板に対応とあります。
しかし、5mm以上の厚みがあっても、入らないということはありません。
また形状的に不安定で使いにくいとかも起きにくい?
ただ、穴は合わせて正確に開ける必要があります。遊びはほとんどありません。
・ねじ止め式
本体がボルト状で、同梱されたナットで締め付けるイメージ。
穴も本体軸より大きく、ボタンカバーより小さければ良いので、2~3ミリの遊びを受け付けます。
天板も限度はありますが、ほぼ要求条件なし。
しかし、ナット止めという性質上、ボタン同士の距離に制限があります。
ハメこみ式は隣接までいけますが、ネジ止め式はボタン同士の間隔を3mmくらい開けないと駄目です。
・レバー
天板の裏からネジ止めせねばなりません。
そう! 3~5mmの天板だと、レバーを止めるのが至難!
これは本当に悩まさせられました。
〇箱
天板をのせる箱。
ボタンやレバーの関係上、コンパクトサイズ(縦方向に短い商品)を選んでも、3cmの高さが要ります。
並品だと最低4cmでしょうか。
……真っ当にファストン端子接続するのなら、5cmは欲しいところです。
〇静音について
静音レバーと静音ボタンというものもあります。
持っていないので真価は分かりませんが、換装を考えているのなら、レバーやボタンのないDIYキットを選ぶべきでしょう。
セイミツと三和が国産の二大メーカーですが、どちらでも静音ボタンなら400円ぐらい。静音レバーなら5000円ぐらいみたいです。
でも、こくじんプロだったかな?
動画で静音アケコンの話をしてらしたのだけど――
ようするにアケコンは太鼓で、それを叩くから音が響く
らしいですよ!?
つまり、完全密封型のアケコンを避け、振動吸収材を詰めるだけでも変わるとか!?
(実際、引っ越し用の梱包材や新聞紙を丸めて詰めるDIY案あります)
なので静音を考えていられるのなら、非密封で振動吸収材、さらには耐衝撃マットも検討して下さい(地面へ伝わる衝撃も、うるさいそうです)
◎工具
〇ホルソー
穴を開ける刃
・ドリル用
ドリルor電動ドライバー用です。
ようするに回転する力で材料を斬り進みます。最も一般的?
残念ながら電動ドライバーへ直に接続可能な規格は、もの凄くレア。
ほとんどの場合、ドリル規格へ変更するチャックというアダプターが要ります。
また汎用なことが多く、金属にすら穴を開けられます。
・インパクト用
インパクトドライバー用です。
電動ドライバーやインパクトドライバーの規格に合わせてあり、直接に接続可能なのですが――
インパクト用は「叩きながら回す」を念頭に置いています
なのでドリルや電動ドライバーだと穴を開けられません(人力で激しく押しこんだり、休んだりと繰り返せば、まあいけなくはない)
※ドリルの刃、ほぞ穴開けの刃
こちらは丸く穴を開けるのではなく、丸く穴を削る刃です。
インパクト規格もあるので間違えがちですが、この作業には非推奨です。
すでに説明した通りにインパクト用ですし、半端な工具ではパワー不足となります。
……私は間違えましたが、何か?
〇ホルソーを回す道具
・手
一応、ハンドル自作のDIY動画もありましたし、人力でも可能ではあるようです。
……非推奨。
・ドリルor電動ドライバー
これに合わせたホルソーの規格が無いこと。インパクト用には不十分なこと。
この二つに留意出来たら、まあ悪い選択ではありません。
・インパクトドライバー
これをお持ちの方に、私がアドバイスすることはありません(苦笑)
ちなみにインパクトやドリルは、島忠で一泊二日のレンタルが300円でした。
よそのホームセンターでも似たようなものでしょう。
気軽に使えないネックはありますが、コストを抑えられます。
ドリル借りてくれば、チャックは不要ですしね。
そして今回! 私は気軽かつ低予算に人柱となるべく――
100均の電動ドライバーで勝負を! なんとお値段770円!
……キャン★ドゥの1500円のにしとけばよかったなぁ。これは、何度となく繰り返される後悔。
それに300円のを発見できなかったのも心残り。
〇ドライバーと木ネジ
天板やレバーの固定に要ります。
ネタバレとなりますが、木ネジを使わない固定方法も紹介しますので、買うぐらいなら木ネジはばなくても(そっちはそっちで、べつの物を買うのですが)
どちらにせよドライバーは要ります。
◎あると便利だった道具
〇コンパス
意外と思われますが――
Aのボタンから2センチ上、それでいてボタン同士の距離が最短
とかの位置を割り出すのに便利です。
―――――― ←2cmを測った線
・ ←ボタンAの中心点
これでAの中心点から34mmの半径で描いた円と、2cmを測った線の交点が、ボタンBの中心点。
さらにボタンAとボタンBに隣接させたいボタンCなども、AとBの中心点から描いた半径34mmな円の交点となります。
※ 例では32.9mmだったボタンを、34mm離しているので、1.1mmのマージンがある
※ ダイソーにてシャーペン型コンパスを購入
さて、これでアケコンの説明は以上です。
ご興味の沸かれた方は、是非とも楽しい自作アケコンライフを!
……で、終われたら良かったんだけどなぁ (T_T)
ここからが本当の地獄だ!? 泥沼制作レビューが始まるよ!
〇DIYキット届く
ラズベリー基盤、ボタン10個、レバー、各種専用ハーネスのセットで3199円!
この時点では――
110 天板(100均のまな板)
110 箱(100均のA4コンテナトレー)
440 28Φのホルソー
826 六角軸チャック
770 電動ドライバー
の追加投資で、+2256の合計5455円!
もうアケコンとしては破格の安さ!
〇まずは動作確認
穴あけよりも先に、PCが認識するかのチェック
……こいつ、動くぞ!?
実はPC用なので、PS5で流用できません(おそらくX-BOXはいけるけど、それはそれで要登録)
基盤ごとに違うので、参考にされる方は気を付けて下さい。
〇とにかく予定通りに穴あけだ
一号試作品は、ストリートファイター4の頃に使っていたHORIのアケコン(6ボタンでハンダで接続の、ボタンやレバーの交換のできない古い規格品)のボタン位置をコピーすることに。
どのみち穴開けるだけ、天板交換に110円という気安さ。
これだけは自作アケコンの圧倒的長所です。
〇一応完成、完
で終われたらよかったのですが、いまいち感が。
まずレバーが10段階評価で6か7。
でも、ゲーセンを生き抜いてきた古強者なら、問題なく使いこなせます。
(おそらくメーカー品のコピー? 古くて悪い時代な中国のかほり)
自腹を切っての単品買いは勘弁して欲しいところですが、セットのオマケなら我慢できなくもない感じ。
しかし、ボタンが良くない。
出べそ型で押し感は味わえるけど、格ゲーなどには向かないタイプ。
やはりボタンの上で指を滑らす関係上、出べそ型は格ゲーに馴染みません。
有り体にいうとコンボの成功率が下がります。
それに固定方法がネジ止めなので、ボタンとボタンを離さないと駄目です。
ボタン同士が遠いと指も大きく動かさねばならなくなり、コンボ成功率が下がる要因となることも。
そして穴を開けるのが大変!
まな板は1cmの厚みだったのですが、770円の電池式電動ドライバーではパワーが! ぜんぜん足りない!
せめて1500円のUSB式か、コンセント直のにしておけば!
まあ、それでも基盤&ハーネス類のセットが1899円、並品レバー2000円、スタート&セレクトボタンが2つで500円とすれば――
まだ1200円は安く上がった計算。
でも、そんなことよりも――
3ピン(三系統)規格ってなんだよ!?(哲学)
どこにも代替ボタンなんて売ってねーじゃねーか!
〇そうだ、秋葉原へいこう!
あまりにボタンと馴染めなかったので、30Φのハメこみ式ボタンを買う決意を。
そしてネットで目ぼしいものが見当たらないので、仕方がなく秋葉原へ。
……関係ないけどメイド喫茶のランチオムライスってお得です。
待ってろよ、メイドちゃん!
ちなみに私はレンタル自転車で片道30分も掛からないのですが、そうでなくても秋葉原に足を延ばすことを薦めます。
レバーやボタンは三和とセイミツが国産の二大ブランドで、高いアケコンの殆どが、このメーカーを使っています(海外メーカーを除く)
しかし、アマゾンなどは値段が適当で7~800円くらいに!
専門店では250円ぐらいなので、だいたい三倍と思って間違いありません。
専門店の通販でも送料に700円ぐらいかかりますが、やはり個別の値段はアマゾンの1/3なので、2~3品買えば送料や電車賃を取り返せてしまいます。
とういわけでオムライスを食べに――ボタンを秋葉原で購入することに。
三和の並品30Φハメこみボタン220×9、〆て1980円!
(後日、さらに買い足しにいったら240円に値上がりしてました)
さらにネット上では、ややレアな――
2ピンコネクタ接続×ファストン端子
というハーネスまで! 一本150円は高いけど、買わねば!
(ちなみにアリオクを利用されるのなら、一本30円ぐらいです、送料別)
〇が、やはり3ピンコネクタ規格はない
さすがは秋葉原というべきか、両3ピンコネクタ接続のハーネスはありました!(これも通販では探し難いです)
しかし、さすがに――
3ピンコネクタ接続 × 2系統ファストン接続
なんて奇天烈な規格はありません。
〇レトロな解決方法
でもね? ボタン側が2系統ということは、基盤へは2本繋がればOKということ。
3ピンコネクタだからって、3本の電線じゃなくていいんです。
そしてファストン接続?
昔のゲーセンは、ファストン接続してなかったです(本当)
むき出しの電線を、ボタンに結んでいただけ!(本当)
たまに接触悪くなったらバイトの店員さん呼んで、結び直して貰ってましたし(本当)
なので片側3ピンコネクタで、もう片側が切り落としのハーネスでも用は足ります!
実際、むき出し電線をボタン側の端子に結ぶでも問題ありませんでしたし!
※
これは3ピンの内訳がLED+、ボタン+、LED-&ボタン-と分かっていたから。
LEDを諦めれば、2系統のボタン入力と見做せます。
まあ、それでも平型端子やら、空の3ピンコネクタ、コンタクト端子、電線、電工ペンチやら買いましたけど。
端子類が、一つ15円くらい。電工ベンチがダイソーで330円でした。
完成品のハーネスも含め計2000ぐらいの追加投資? 趣味的だから、計上しない方が良い?
繰り返しますが、なくてもいけます。
〇しかし、要るものは要るもので
だけど30Φのホルソーは要ります。穴径代わりますし。
……本当に28Φ規格ってなんでだよ! ゴミじゃないか!
そしてインパクト用かつホゾ穴開けを買うという大失態!(-770円)
インパクト用だから半端なパワーじゃ駄目だし、さらに電池式電動ドライバーなのも足を引っ張って!
誰だ、こんな玩具を買ってきたの!
もちろん、追加で30Φのホールソー購入(-670円)
近所で現物を買えるという誘惑に負けてなければ……少し高くても、いい物なら良いだろうと安易な考えに陥らなかったら……――
〇さらに天板の規格も良くはないという
ハメこみ式ボタンは3~5mmの天板対応。
10mmでも嵌りますが、良くはないでしょう。
ここで足繁く100均に通い――
300mm×450mm×5mm
のMDF材を発見!
二等分すれば300×225ですし、ぎりぎりMDF材はカッターでも切れます。
「MDF材なら、コンパスカッターでも穴を開けられたのではないか?」
ゴーストの嫌な囁きを無視しつつ、制作を進めると――
〇残念! MDF材はネジ効きませんから!
MDF材に木ネジは、効きが悪い!
そもそも5mm長未満な木ネジやタッピングビスがレア!
よろしい、ならば特殊ビスだ。
シカゴスクリューとか、バインダーネジとか、肌に触れる前提で作ったボルトナットとでも言うべきものがある!
しかし、問題は――
3mm厚にするべきか、5mm厚にするべきか
が、ここでも大失敗!
とりあえず5mm厚を買って、長過ぎたらワッシャーをかまして対応すれば済む話!
なのに3mmを買ったものだから、とりつけで非常に苦労を!
ちなみに、どちらの厚さでも10組688円(送料込み)
〇さらにバインドビス用のドリルビット要るやんけ!
下地穴は3.8mmとのことで――
3.8mmの六角軸ドリル刃を購入(110円、ダイソー)
最近は、なんでも100均で手に入ります。
〇慣れてきたので、ボタンとボタンの間を限界まで狭く!
もちろんミリで穴あけ間違えました (^q^)ヤッパリネ
しかし、二つの穴を0.5mmずつ削れば、1mm程度のミスは補えます。
(そもそもハメこみ式は、±1mmな規格)
穴を……削る? 何で?
が、御安心! 実のところドリルビットは、簡易の研磨機としても使えます。
……六角軸でも、きちんとストッパーが付いていれば。
なんなの、このマグネット式って! こんな電動ドライバー、初めてみたんだけど!
削ろうと激しく上下するたび、ドリルが外れそうになるんですけど!?
〇頻繁に穴位置代えて試すのなら、天板3mm厚にすべきじゃね?
ダイソーのクリップボード、MDF材で3mm厚だな。
表面が耐水加工なのもある。
金具はドリルで簡単に壊せるな。
大きさもA4とB4と、選択肢に幅が。
となれば天板を変更! 3mm厚バインドビスも大活躍!
……でも3mmの天板って、すこし頼りない?
〇総括? 死んだエースが残す教典
DIYセットですが――
ラズベリー基盤と両5ピン、2ピン×平型端子ハーネスのセット
が手頃かと思います。
SJ@JXアーケードDIYキットLED USBエンコーダーボードゼロ遅延アーケードコントローラーSANWAジョイスティックボタンファイトスティックラズベリーパイレトロパイMAME 5V LED電源
これで1899円ですし、レバーとボタンは別購入が吉かと。
私と似たようなオールインワンのセットなら――
Vgeby コントローラ ジョイスティック DIYキット アーケードゲーム ゼロ遅延アーケードゲーム DIYキット 部品10ボタン ジョイスティック USBエンコーダ
の3371円でしょうか?(私は買ってません)
実物を触ってないので何とも言えませんが、レバーとボタンが国産品のコピー、ハーネスが2ピン×平型端子ハーネスらしく、そうそう酷い目には合わないような?
そして電動工具も――
【削除 本体販売を偽装した詐欺商品でした】
ホルソーは最安値だと――
【ノーブランド 品】HSS高速度鋼製 ドリル ビット ホール ソー マルチビット カッター ツール ホールソードリルビット L形六角スパナ 30mm
の670円?
やや使い難さを感じましたが、これでも穴は開きます。
そしてバインダービスを使うのなら――
MYmama 片ネジ式ビス 10組入 バインドネジ 片ネジビス (5mm)
688円かと思われます。
これなら手が当たっても痛くないし、気にもなりません。
レバーやボタンの通販は――
アーケードゲーム販売 トップス
が良さげ?(私は使ったことありません)
送料はともかく、秋葉原の専門店に近い値段でパーツが買えます。
(静音レバーやボタンを付けたかったら、専門店を使うしかないです)
結論 1
Vgebyのオールインワンセット 3371
Yakamozの電動ドリル 1999
ホルソー30Φ 670
ホルソー24Φ 440
バインドビス 688
3.8mmドリルビット、天板、箱 330
計 7498円
結論 2
SJ@JXの基盤とハーネスのセット 1899
国産並品ボタン 30Φ×10 2530
国産並品レバー(5p) 2134
Yakamozの電動ドリル 1999
ホルソー30Φ 670
バインドビス 688
3.8mmドリルビット、天板、箱 330
計 10250円
結論 3
SJ@JXの基盤とハーネスのセット 1899
国産静音ボタン 30Φ×10 4180
国産静音レバー(5p) 5808
Yakamozの電動ドリル 1999
ホルソー30Φ 670
バインドビス 688
3.8mmドリルビット、天板、箱 330
計 15574円
天板を5mmの化粧ベニヤなどとすれば、普通に木ネジが使えて、バインドビスと3.8mmドリルビットは不要に。
しかし、天板を厚くすればするほど穴を開けるのは大変だし、微調整で削るのも難しく。
また化粧ベニヤを省いたのは、MDF材より高くつくから。
大きなベニヤを自分でカットできる場合のみ、コスト効率は釣り合う。
逆に3mm厚くらいだと色んな種類あるし、安い。
が、レバーの固定で詰まる(要バインドビス)
そして天板が薄いと、やや頼りない感じに。
どちらにせよトレードオフの関係。
そして国産品レバー&ボタンな完成品アケコンは――
Mayflash アーケードスティック F300 Elite PS4/PS3/NEOGEO mini/XBOX ONE/XBOX 360/PC/Android/Switch対応
辺りが最安値?
これは自社製品のレバーとボタンを三和製へ交換したバージョンで、14800円?(現在品切れ中)
自社製品バージョンで9480円ですから、国産パーツはノーブランドと比べて5~6000円の差額と見做せる?
結論2でも買えば14800円と考えたら、十二分にメリットが。
結論1でも自由なレイアウトに価値を見出せるのなら。
結論3にいたっては、ほぼ半額です(静音アケコンは、安くても2万円台後半)
また結論1なんかは工具類の代金を抜いたら、たったの3591円!
ま、私は選択ミスの連続でしたけどね(^q^)ヤッチマッタ!
それでも電工ペンチを体験できたり、まだコンタクトピンは苦手だけど、平型端子なら
どころかコネクタからコンタクト端子を抜くハック技術も!?
(3ピンのコネクタに2ピンのコードを移植とかできるように)
結局、むき出し配線を結べば解決ですが。
まあ玩具のメンテナンスだしね。全力全開でいきたところ。
……ゴーストは「SJ@JXの基盤とハーネスのセットを買い直す方が安かった」と囁いてきますが。
なにより親指ボタンに深い満足を。
……これがあれば、セビ前ステも苦労しなかったのになぁ。
スト6もベータや体験版で、Pラッシュは体得できそうにないと感じましたが、親指ボタンにした今、なんら問題を感じてません。
そして手が大きいからか、縦の同時押しとかも指一本なのですが……一般的なボタン配置とかみ合いません。
この辺がスト4以降で及び腰となる原因だったりも。
慣れろと言われたら、それまでなんだけど――
自分に合わせた道具があるというのは、想像以上のアドバンテージ!
本気で遊ぶのなら、レイアウトに拘るのはありでしょう。
獲物に拘らないヒーローもカッコいいですが、愛用の武器を大切にする主人公も良いものですし!?
という訳で私は大失敗しましたが、それでもアケコンDIYを薦めます!
やっぱり、玩具には拘りを持たないと! 遊びだからこそね!
アケコンを作ろう! curuss @curuss
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