え? ふ、普通の女の子ですよ? わたし。

鬼の末裔である主人公の真弥ちゃん。
お父さんは百鬼夜行の長であり、将来はその立場を継ぐようなことを真弥ちゃんに伝えているのだけど、ご本人的には納得いっていない。
そんなとき、狐の妖怪である葛葉くんが現れ、ある事件に巻き込まれていくのだけれど……。

個人的に「子どもだから」という理由で禁止を言い渡すのは苦手。
子どもが失敗するのを見て、「な? できなかっただろ?」「だから言ったのに」って言うのはもっと嫌い。

できれば、「子どもだから、ここまでならできる?」とか「みんなで考えて、どこまでならやれるか話し合ってみて」という方が好きなので。

この物語、そういった意味でとてもいいなと思います。

子どもだってやれることはたくさんある。
挑戦した子どもが大人になる。
そんな物語です。

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