全編が、心を打つ歌で綴られている作品。愛する人への想いに、涙がにじむ。

 まさしく、心を打つ歌集です。
 切ないけれど、生ある限り、死もある。
 いくら仲良く過ごしても、あの時こうすれば、ああすればよかった、と、愛していればいるほど、残された者の後悔はつきません。
 しかしふと、身の回りにただよう、愛する人の温かい面影。
 幸せは、そんな面影の中にも、ひっそりとあるのかもしれません。

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