柔らかな文体の中に潜む猛毒。

様々な種族の生き物たちが童話のような優しい世界を繰り広げる……かと思いきや。

ふわりとした文体なのに、登場人物たちの描写が少しグロテスクに感じられるほど丁寧だったり、配達の受け取り拒否が一切なかったり、優しい描写のはずなのに小さな違和感がチクチクと刺さり、ラストにその正体が明かされます。

綺麗なバラには棘がある、をそのまま体現したような物語でした。

店長さんの花が開花しないことを切に願います。(ちょっと見てみたい気もしますが……)