今のラノベ業界の本当のリアル

ライトノベルが中高生を見なくなった。今では青い鳥文庫に中高生が集っている。それがライトノベル業界の衰退の根幹だと冷徹なデータと共に言い切る、中々読めない評論です。なろう系が氾濫してるから――などの垢に塗れた評論とは格別です。

僕は子供の頃から青い鳥文庫、それから電撃富士見スニーカーというお手本のような道を辿って育ってきた人間なので、それらの名前が散見されるこのレビューには凄く共感してしまいました。最近では買うのは昔のライトノベルばかり。挙句には昔夢見た理想のライトノベルを自分なりに書いたり。大人の自分でさえ今のライトノベルには興味が湧かない。中高生ならなおさらだろうと、評論を読みながら思ってしまいました。

ラノベ業界には若者を引き付ける夢がなくなった。要約するとこのレビューで言いたいことはそういうことで、それこそが今のラノベ業界の問題の本質なのだろうと僕は感じました。

表紙の過激化とか凄まじいですからね……。

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