第63話 エピローグ

 なんというか、アカシャの嬉しい気持ちが一杯に流れ込んでくる。別れたからこんな事無いはずじゃなかったのか?


 それに、アカシャは非常に俺の好みに一致していてそれが裸でいるのだから非常に困った!


 とりあえず、アカシャに”ちょっと待っていて”と言い、クローゼットに走って俺の服とジーパンを持ってくる。


 下着は女の子用のなんか持っていないからこれで我慢して貰おう。そして、オリジナルダンジョンに行って、多機能の女の子の服の着替えや下着を購入して貰おう!


 そしてアカシャの所に戻り、アカシャに着替えを渡すと自分が裸なのが分かったのようだ。だが、少し顔を赤くしただけでこう言ってきた。


「元々1つだったんだから、そんなに慌てなくても良いんじゃ無い?」


 俺は言った。


「無理! お願いだから着替えて!」


 そして、後ろを向いて着替えるのを待った。


 アカシャが着替え終わってもう良いよと言ったので振り替えると、そこには本当に好みの女性が居た。


「へぇ、伸幸って私の外見がそんなに好みなんだ?」


 いたずらそうな顔をしてアカシャが言った。


「アカシャ、お前こっちの思っている事が分かるのか!」


「うん。よく分かるよ、伸幸も私の気持ちが分かるよね?」


 そう言われてみればアカシャの気持ちが流れ込んでくる。


「そうだな。何でだろう? 管理者、なんでだか分かる?」


「そうだね、君達は元々1つだ。それを無理矢理引き剥がして2人にしたんだから魂的に未だ繋がっているんだろう」


「それっていつまで?」


「さぁ、そればかりは僕にも分からないなぁ。でもお互い好きでいる様だからお互いの事が分かって良かったじゃ無いか!」


 そう管理人が言うと俺とアカシャは真っ赤になった。


「あ! それとアカシャの名前は朱紗アカシャになったからよろしくね」


 そう言うと管理人は去った様だった。


 とりあえずアカシャならぬ朱紗に高機能の下着や服を買いに行くから一緒に来てと言い、鍵でオリジナルダンジョンの998Fのバザーに行く。


 朱紗は着いてこれるか心配だったけど、ちゃんと着いて来られた様だ。


「ここのバザーで下着や女物の服や寝間着や歯ブラシにお箸等生活に必要な物を買ってよ。呼んでくれたら会計するからさ」


「うん。分かった。初めて他人と話すけど頑張ってみるね」


 そう言ってバザーの女物の服屋に入っていった。


 2時間後、呼ばれて行ったら下着や服は季節毎に20着ずつの合計40着と下着が同じだけあり、宵桜も持っていて足輪も持っていた。

 箸も予備を含めて3膳あり、鏡やシャンプーにリンス、石鹸にナイトキャップ等々色々な品が待っていた。


 それらを金額を支払い俺のインベントリに入れようとすると、朱紗がインベントリに入れていた。


 聞いた所、俺が持っていたスキルは全部俺と同じレベルで持っているとの事だった。

 ついでに朱紗に俺が持っているどっぺる君2体と多機能全身タイツとミニチュアハウス10人用を1つ渡しておいた。


 ステータスを見た所、俺のレベルは全て朱紗にいっている事が分かった。


 これは覚悟していた事だから良い。


 一通り、身の回りの品を購入したので東京のポータルで1階に移動して自宅に戻る。


 部屋を1つ渡したら家具とかも勝った様だから、模様替えするとかで暇になった。


 暇になった俺はレベルが朱紗に行くと知った時から考えていた事を実行する。


 鍵を使ってオリジナルダンジョンに行き、経験値100倍の本を1つ使用すると経験値10000倍になったのでこれでレベルを取り戻すのだ。


 オリジナルダンジョンや異世界ダンジョンで半年レベル上げに勤しんでいたら元のレベルを大幅に超えてしまった。


 管理者に倍率のON、OFFは出来ないのかと聞くと出来るし、OFFにした状態で倍率の本を使うと○○100倍になるスキルをもう一度手に入れる事が出来るとの事だった。


 だが、10000倍と100倍のどちらか片方しかONに出来ないし、ONにしなかった方は自動的にOFFになるらしい。


 だから経験値10000倍をOFFにして経験値100倍の本を使用した。


 管理者の行っている通り経験値10000倍はグレーでOFFになっており、経験値100倍は黒くONになっていた。


 ◇◆◇◆


 ポータルを使ってオリジナルダンジョンから安全地帯セーフティーゾーンに戻り、鍵を使ってオリジナルダンジョンから脱出する。


 時間は2分しか経っていなかった。


 そう言えば召喚獣も戸籍を与えられたから出して良いんだと思い、全員召喚する。


 話を聞くと全員、管理者に話を聞いて自分の戸籍とその為のストーリーを聞いている事が分かった。


 全員に一部屋を与えると、各自喜んで自分の部屋にこもって好きにし始めた。


 朱紗が1時間程で戻ってきてそれと動じに皆に集合をかけて挨拶をする。


 皆は俺の瞳の中に朱紗が居たのを見ており、ご主人様(マスター)の中の女の子だと言っていた。


 色々と人数が多くなったので女の子の家電やら鏡やら色々な物を買いに行く事になった。


 まぁ、人数が多くなり、朱紗ともこれからも話せる様になったのでこれで良しとしますか!


 

―――――――――――――――――――――――――――――


 これで”能力者が現れたと思ったらダンジョンも出てきました。これは・・・・・・商機ですね!”は完結です。


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 次回作『ダンジョン踏破で願い事を叶えて貰うんです! ~あれ、これって俺が神様の願い事を叶えてるんじゃない?~』を是非見に来て下さい!

https://kakuyomu.jp/works/16817330666157502993


一応、現代ファンタジー物です。


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能力者が現れたと思ったらダンジョンも出てきました。これは・・・・・・商機ですね! 辻智晴 @tm_758

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