全てが桁外れな中華風ファンタジー!

恥ずかしながら、あまり中華風ファンタジーを読んでいない自分ですが、それでもこの作品の完成度が桁外れだということはわかります。
緻密な世界観や設定、流麗な文章、生き生きしたキャラクター(まだ真意のつかめないセツや、敵方のジスラだってカッコいいのです!)、先の先を読み裏の裏を読む駆け引き――。
兎国初の女王を目指して奮闘する主人公のルドカを応援せずにはいられませんし、ルドカと紅玲の主従の絆にも胸が熱くなります。
藍明も加えた三人の関係がどうなるのかも、気になってしかたがありません!