このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(276文字)
「不老不死の島」に住む主人公が語る、島の驚くべき真実。蛇や夢や神といった、ホラーファンにはたまらないモチーフ、静謐で美しい文章、特異な環境を当たり前のものとして受け入れている主人公の視点が、読者をたちまち白昼夢のような世界にいざないます。さらに、「そのひとがそのひとであるとはどういうことか」という深遠なテーマにも迫る。神秘的で哲学的で妖しくも哀しい、怪奇幻想文学の名篇です。