魔王嬢塞セレスティア～『ドワーフ令嬢』と呼ばれ虐げられていたわたくし、発掘した古代の機動城塞が最強すぎたので魔王を目指すことにいたしました～

「わたくし、魔王を目指すことにいたしましたので」

公爵令嬢でありながら、ドワーフを母に持つため、兄や使用人たちからも迫害されている少女セレス。
ある日、セレスは彼女を煙たがる兄とその婚約者によって、家を追放されることになってしまう。
途方に暮れるセレスだったが、彼女は寝泊まりしていた穴ぐらの中で、古代の機動城塞を発見する。
『城塞』に乗って屋敷を飛び出したセレスが、外の世界で見たのは、自分と同じように虐げられている魔族たち。
そんな魔族たちを救済し、配下に加え入れていくことで、『城塞』は強さと堅牢さを増していく。
世界最硬の『城塞』を持つセレスは、魔族たちの救世主と崇められると同時に、大国からも警戒される存在として、その名を轟かせるようになる。

これは、後に『魔王嬢』と謳われし、一人の少女の物語。