そのままに、あるがままに、まにまに

まにまに王國という場所がある。その王族は少しばかりかわった「しきたり」があるのだ。
そしてこの物語はその「しきたり」――お見合いに人が集うところから始まっていく。
さて、この集った人々、それぞれになにか思惑があるようで……?

まにまに王國とは何か。
そしてある「族(うから)」にまつわること。
徐々に明かされていくそれらはやがて、今回のお見合いに集った人々の思惑を浮き彫りにする。
それが運命だと定められたときに、人はその運命をどう思うのだろう。

もらえるものはすべて欲しい。この一見強欲にも見える言葉は、あるひとつの答えでもある。
そして、最後にはこの物語のタイトルの意味も知るだろう。
ぜひご一読ください。

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