空白に響く、鳴き声。

埋まるようで埋まらない、
足りるようで足りない。
あるようで、ない。

水槽のように限られた場所でも、
その隙間は埋まらない。
この静かな閉塞感が、ずっと私を閉じ込めていく。

明示されない余白の間に、鳴き声のように余韻が響く、不思議な物語でした。