常夜の吸血少年レイ

引っこみ思案で気弱な１２歳の少年、久留守（くるす）礼太（れいた）は、ある日の学校の帰り道、不意に霧がたちこめてきて別世界へと迷いこんでしまう。
そこは人の生き血を食らう吸血鬼たちが住む世界、ナイトワールドであった。どうやら、人間の礼太は何者かの吸血鬼の手によって、この世界に呼び寄せられてしまったらしい。
戸惑う礼太だったが、亡くなった祖父の古城を尋ね、実は祖父が偉大な吸血鬼であることを知り、徐々に吸血鬼としての力に目覚めていくこととなる。
元の世界へ帰るだけの力をつけるため、礼太は「吸血鬼レイ」として、人間であることを隠しながら吸血鬼たちの学校へ通うこととなる。
果たしてレイは、元の世界へ帰ることができるのか。


※一部に心理的虐待描写が含まれる場合があります。