あとがき

 最後まで読んでくれた皆様、誠にありがとうございます。


 久々の長期連載ということでしたが、楽しんでいただけましたでしょうか? 毎日の更新を楽しみに読み進めていただけたのだとしたら、それは非常に嬉しいことです。もちろん、後でまとめて読んでいただけたとしたら、この90話を読み切っていただけたことに、感謝を申し上げずにはいられません。


 戦闘描写を期待された方には少々面白みに欠ける部分もあったかと思いますが、今作はあくまでもヒューマンドラマ青春群像劇ということで、心情描写と登場人物の成長や変化を楽しんでいただけていたら、嬉しいかぎりです。


 さて、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、今作もまた、某新人賞の落選作品をリメイクしたものだったりします。ただ、「VRMMOで最強の幼馴染たちは現実世界で無双するようです。」と比較すると、かなりの修正を加えることとなりました。


 新人賞の結果としましては二次選考落選でした。個人的に、良い出来だと思っていたこともあり、この結果には当時、落胆したものです。ですが、こうして改めてリメイクしてみると粗の多い作品だったなと思うところが散見されました。

 それに改めて手を加え、こうして連載の運びとなったわけです。


 短期連載であった、「クレープフレーバーな初恋」を経ての今作となったわけですが、実は「クレープフレーバーな初恋」は、今作の箸休めに書いた作品だったりしたのです。


 今作は軍事考察や兵器考察、その背景など、多くの点で躓くことが多かったのですが、どうしてもそう言った背景のある作品にしたいことと、趣味的な部分もあり、こういった作風に仕上がりました。設定や宇宙戦争の経緯などを考える際、手を貸していただいた、小説家になろう等で活動されている「かがみや」先生他、完成にご助力いただいた方々に、この場を借りて謝辞を述べさせていただきたいと思います。ありがとうございました。


 最後に、この物語はタイトルの通り「魔法少女に憧れた俺が、魔法少女になるまでのお話。」でありました。

 タイトルを目に止めたとき、多くの方が「魔法少女好きの男主人公が魔法少女を目指す話か?」と、思われたのではないでしょうか? ある意味ではそうでもあり、そして違ったかと思います。

 その真意を知った時が、この物語の面白さを感じる一つになってくれていたら、作者としてはこれ以上ないです。


 完結とはしましたが、やはりこれも続きを少し書きたいなと思っております。後日談的な話はもちろんのこと、第二次宇宙戦争の話なんかも構想を練ってはいますので、そのうち書くかもしれません。

 ですが、今は長らく更新の止まっている「VRMMOで最強の幼馴染たちは現実世界で無双するようです。」の続きをまず出さなければと思っている次第でありますので、待っていただけるのであれば、気長にお待ちいただけると幸いです。


 だいぶ長くなってしまったのでこの辺で。

 長らくのご愛読に感謝しつつ、またお会いできる日まで。


                         𠮷田 樹

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魔法少女に憧れた俺が、魔法少女になるまでのお話。 𠮷田 樹 @fateibuki

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