概要
「ママは来なくていいよ」息子がそう言った時、私の何かがポキリと折れた。
井上翠、40歳。一人暮らし。
私の実家で暮らす夫と息子。
この距離が、日々胸を締め付けた。
平日は単身で過ごし、週末に実家に戻る生活。
本当は家族と一緒に暮らしたい―――そう思うのに、翠は言えないでいる。
言おうと思うたびに、頭をよぎるのだ。
―――ママは来なくていいよ。
無邪気に笑った息子が言った言葉。
あれは、本心だったのだろうか。
すり減る心を感じながらも、翠は今日も電車に乗る。
――――――――――
この作品は、登場人物がが少しずつ繋がるシリーズの第3作目です!
このお話の登場人物が、次の作品で顔を出すこともあります。
1作ごとに楽しめますので、どちらの作品からでもお読みいただけます。
1・ジングルベルは、もう鳴らない
私の実家で暮らす夫と息子。
この距離が、日々胸を締め付けた。
平日は単身で過ごし、週末に実家に戻る生活。
本当は家族と一緒に暮らしたい―――そう思うのに、翠は言えないでいる。
言おうと思うたびに、頭をよぎるのだ。
―――ママは来なくていいよ。
無邪気に笑った息子が言った言葉。
あれは、本心だったのだろうか。
すり減る心を感じながらも、翠は今日も電車に乗る。
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この作品は、登場人物がが少しずつ繋がるシリーズの第3作目です!
このお話の登場人物が、次の作品で顔を出すこともあります。
1作ごとに楽しめますので、どちらの作品からでもお読みいただけます。
1・ジングルベルは、もう鳴らない
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