7-3
座り込んでしまった高遠を見下ろしていると、すぐに木曽がやってくる。頼んだ通り連れてきたのは幽霊騒ぎを起こした張本人、ブラスバンド部の野沢だ。
野沢は事件の事で責められるとでも思っていたのかオドオドしていたが、高遠を見て驚きの声を上げる。
「この人よ! 金曜日の夜に事務棟にいたのは! 赤いライトを持ってた!」
「それで驚いて叫んでしまったんですね」
「だって、本物が出たかと思ったから」
その時を思い出したのか、野沢は恥じらいでうつむく。
あの夜、赤い光を見た直後に聞いた叫び声は野沢だ。駒ヶ根の声かと思っていたが、話してもらった内容からすると最初に叫んだのは駒ヶ根ではない。高遠と鉢合わせしてしまった野沢の声だ。
その考えに至ったのは、高遠が駒ヶ根に詰め寄っていた時に言って言葉にある。
『写真か動画を撮っていたのが誰か教えろ』
幽霊でテンションがあがった木曽はスマホのライトで照らしあげていた。それを知っているのは俺たち二人と、スマホを向けられていた幽霊だけだ。高遠は撮られていたと思って焦ったに違いない。
「だそうですよ、高遠先輩。人目を避けようとしたのが裏目にでましたね」
「……それが何だっていうんだ」
確かにジャンプランプに細工をしたという証拠にはならない。冷静になりつつある高遠にはそれがわかっているみたいだった。言葉につまる俺を見て不敵な笑みを浮かべる。
それに木曽は腹を立てた。
「ふざけるな! 大怪我するかもしれなかったんだぞ!」
「だから、なんの話をしているのか説明しろよ、赤ネクタイ。お前ら頭は良いんだろ」
「なんだと!」
木曽がつかみかかろうとした時、やめなさい、という声が聞こえた。その声は柔らかく、そして逆らわせない強い意思がある。富士見だった。
数名の風紀委員を引き連れた彼女は、淀みない足取りで近づいてくる。そして高遠に目を向ける事なく、野沢の手を取った。
「野沢さん、あなたの気持ちはわかります。ですがやり方は良くありません。駒ヶ根さんに当たったところで思い通りにならないのは理解できるでしょう?」
その言葉で野沢の動機を知っているんだとわかった。おそらく、駒ヶ根がスポーツ科生徒と付き合っている事か、一年生でコンクールメンバーに選ばれた事のどちらかだろう。そこまで事情を把握しているのが驚きだった。
そして野沢は顔を伏せて肩を震わせる。
「……はい」
「尋ねますが、駒ヶ根さんに謝罪しましたか?」
「まだです。だけど部活で顔を合わせた時に謝るつもりでした」
その言葉が本当なのかわからないが、富士見は優しく言った。
「それはいいですね。彼女が許してくれるのあれば今回は不問にしましょう。動機が動機ですし、過ちを重ねないと思いますから。さあ、早く謝りにいきなさい。仲直りできたら教えてくださいね」
「はい!」
野沢は目に涙を溜めて頭を下げ、走り去った。
そして富士見は高遠の前にかがみこむ。
「さて、高遠君。君も似たようなものです。御代田さんが失脚したとしても、私は君を会長には推しません。やった事は全て無駄です。うまくいっていたら一時的に気は晴れたかもしれませんが」
その声には怒りも失望もない。ただ冷たいだけ。感情というものがないロボットのような声だった。
高遠は顔を引きつらせながらも釈明を始める。
「教頭先生、違うんです。これは――」
「違うとは何がですか? 御代田さんを失脚させ、松木北高校に不祥事を起こす。それを君がしたと私が考えている事がですか?」
「自分は――」
「ええ、確かに私は推測で話しています。ですがジャンプ台に塗られていたものが、君のお父さんの工務店で扱っているものと同じか調べる事はできます。ついでに言えば、指紋も残っているかもしれませんね。あのジャンプ台は木島平君のお仲間しか触れていませんし」
口を閉ざしてしまった高遠に、富士見は止めを刺しにいく。
「私は学校を守るための力と知恵を持っています。必要な全てを行使して目的を果たす。それが大人のやり方です」
ここから先は大人の世界だ。そこには情も慣れあいもない。富士見は暗にそう言っている気がした。
それが伝わったのか、高遠は落ちる。消え入りそうな声だった。
「すみませんでした」
「では、続きの話は風紀委員会室で聞きましょう。みなさん、お願いしますね」
富士見の指示でつきそっていた風紀委員が動く。高遠を両側から立たせ、連れていった。
そして富士見は俺に頭を下げる。
「今回は助けられましたね」
「いえ。それより話したい事があります」
俺は拳を握りしめていた。それを言うのに勇気が必要だったからだ。まるで、やった事のない技に挑戦する前みたいに体が震える。予測のつかない事態になりそうな恐怖と同じだ。
きっと言わなくてもいい事なんだろう。だけど、こんな事態になってしまっては言わずにはいられない。
俺が緊張しているとわかっているはずなのに、富士見はのんびり言った。
「構いませんよ。ですが……」
視線を移した先にいるのは木曽だ。全て丸く収まったのに何を言っているんだ。顔にそう書いてある。
「木曽、悪いけど先に戻っていてほしい」
「なんだよ、セーゴ。まだ何かあるのか?」
「そのようですね。木曽君もありがとうございました。御代田さんを撮った写真はすばらしかったです。いずれきちんとお話しましょう」
富士見が遠まわしに去れと言っているのがわかったらしく、木曽は後退る。だけど俺に目を向けて止まった。その視線を受け止め、うなずきで返す。
「大丈夫だから」
木曽は後ろ髪を引かれる思いだったようだが、大人しく戻っていった。
そして、ここには俺と富士見だけが残る。事務棟ではブラスバンド部の練習が始まり、サッカーコートからは掛け声が聞こえた。校内に残る生徒がそれぞれの活動に打ち込んでいる中、俺たちだけが無言で向かい合っている。
やがて富士見が口を開いた。
「話とはなんでしょう」
「……いくつか聞きたい事があります」
富士見がうなずくのを待って、俺は言葉を続ける。
「古い話ですが、俺が入学する少し前にトレラン部と登山部で揉め事があったと聞きました。原因は校用車の使用予約がバッティングした事にあります」
「そんな事もありましたね」
「あれは、富士見教頭がわざとそうなるように仕組んだのではないですか?」
予約台帳の後半に富士見の名前がいくつもあった。一日に二回も予約を入れている日があったのを覚えている。あれはバッティングしやすくするため、記入欄を埋めて調整するためだったのではないか。
富士見は答えない。静かにたたずんでいるだけだ。
そして俺は質問を重ねる。
「次に美術部の件です。上田先輩に美術部を勧めましたね。彼の父親が嫌がると知っていて。そして絵が盗まれました。あの時は疑問に思いませんでしたが、おかしな話です。上田先輩は絵を描いているのを話していなかったのに、父親は美術部に来ました。居場所を教えたのは富士見教頭しか考えられない」
まだ富士見は沈黙を貫く。
「写真部の小海先輩にも教頭が絡んでいます。スポーツ科校舎からでしか見れない光景。それを教えたのはなぜですか。普通科生徒が行けばトラブルになるに決まっています。俺にはそれを期待して焚きつけたようにしか思えません」
俺が関わった事の全てに富士見が関与している。そこに悪意を感じずにはいられなかった。
「考えたくないですが、普通科とスポーツ科の間に壁を作っているのは……富士見教頭ですよね」
たどり着いた答えを口にするのは勇気がいった。でも言ってしまった以上、なかった事にはできない。俺は分水嶺を越えてしまった。これからどうなるのかは富士見の考え次第。
受けるであろう衝撃にそなえて身を固くしている俺に、富士見は静かに言った。
「気づいたのはそれだけですか?」
「え?」
「木島平君に関係しそうな事といえば、そうですね。こんな事をしています。私たちが最初に顔を合わせた日、南牧先生に出張を頼みました。彼には仕事を押し付けた形になりますが、あれも理由があります。あの頃のサッカー部は中心となっていた上田君が欠けた穴を塞ぐために躍起になっていました。写真部と接触させればトラブルになりかねない。だから撮影会を中止させるために手を打ちました」
それを聞いて俺は混乱する。富士見は普通科とスポーツ科の間にトラブルを起こし、険悪な関係にしたいのかと思っていたからだ。だけど、今の話では真逆の事をしている。トラブルを未然に防ごうとしていた。
一貫性のなさが理解できなかったが、サッチの言葉を思い出した事で整合性が取れる。
「まさか、普通科とスポーツ科の距離を調整していたんですか? 近すぎず、遠すぎず、トラブルが起きにくいように」
「そうなりますね」
カリキュラムや活動内容が違う普通科とスポーツ科が近づけば不和を生む。授業時間が短くテスト週間の部活禁止もないスポーツ科を良く思っていない生徒は大勢いる。逆にスポーツ科から見れば体力もないくせに口ばかり達者な連中と思っても仕方がないだろう。
かといって完全に隔離もできない。同じ敷地内にいて存在だけ知っている状態なら面白半分にちょっかいを出す生徒がでてくる。
適切な距離を保っていれば両科が近づいただけで目立つようになり、意図しないトラブルを防ぎやすくなるだろう。
最初に会った時に富士見が言っていた管理という言葉。その真の意味はこれだ。
だけど、まだ秘密が隠されている気がする。説明できない事があるからだ。
「だったら幽霊騒ぎはどうなんですか? あれはブラスバンド部だけの問題です。スポーツ科は関係ない。あそこには高遠先輩もいましたが、それは風紀委員会だけの問題であって普通科とは無関係です。いったい、何が目的なんですか?」
まだ俺の知らない事があるはずだ。
それを問いただすつもりだったが、富士見は首を振る。そして言った。
「私は野沢さんにも高遠君にも何もしていませんよ」
「え? でも、実際問題は起こって――」
「誰かのせいと言うなら、木島平君ですね」
俺は何もしていない。そう言い切る自信はある。だけど富士見の言葉には得体の知れない説得力があった。
「事の発端は美術部の件です。私の計画では盗まれた絵は永遠に失われ、上田君は美術部を去るはずでした。しかし君が解決した事で変わり、上田君と大町さんは親密な仲になっています」
富士見はそこで言葉を区切り、試すように首を傾げる。だけど俺にはその先が見えていない。黙る事しかできずにいると、続きが始まった。
「彼らは放課後だけでなく、昼休みも一緒にいる事があります。上田君は目立つうえ、物怖じしない二人ですから色々なところで見られているみたいですね。例えば、市の美術館とかで」
「それがどうしたっていうんですか」
やっとの思いで言葉を絞りだす。ただの強がりでしかなかったが、それすら富士見には見透かされている気がした。
「わかりませんか。二人は両科の領域を越えてしまいました。それが壁に亀裂を生んだのです。彼らを見て、自分も、と考える生徒が出てきてもおかしくありません。そしてそれは起こってしまいました。駒ヶ根さんです。知っていたら教えてほしいのですが、彼女はスポーツ科の生徒と交際しているのではないですか?」
なぜそんな事まで知っているのか。駒ヶ根は秘密にしていたはずだ。俺は沈黙を貫いたが、口止めされているだけではなく、驚きで答えられなかったからでもある。
無言を肯定と受け止めた富士見は笑みを浮かべた。
「やはりそうなのですね。その相手が誰なのかは伏せて起きますが、彼に好意を持っているのが野沢さんです。この結論にたどり着くのに午前中いっぱいかかりましたよ」
「どうしてわかったんですか?」
「三人とも同じ中学出身といえばどうですか?」
「……駒ヶ根さんは中学からブラスバンドをやっていたと言っていました。もしかして試合の応援で接点があったのでは? そして三人とも松北に進学した。スポーツ科と普通科で道は違いますが、上田先輩と大町先輩がきっかけになって付き合い出した。たぶん、野沢先輩は歳下に取られたと思ったんでしょうね」
俺は見聞きした事から推測しただけだ。勘と言ってもいい。外れている可能性はあったが、富士見にとって満足のいく答えだったらしい。
「素晴らしいです。私は集めた情報を整理してたどり着いたというのに、君は断片しかない情報から導きだしました」
「だけど俺が美術部の件に関わらなければ駒ヶ根さんは付き合う事はなかったし、野沢先輩が幽霊騒ぎを起こす事もない。そうなれば高遠先輩が幽霊騒ぎを起こしてもすぐに対処でき、今日のトラブルも起きるはずがなかった。全部俺のせい、というわけですね」
「わかっていただけたようですね。管理の外に出てしまえば察知できなくなるものです」
「だけど、俺は未然に防ぎました」
確かに俺が余計な事をしたせいかもしれない。だけど間違った事はしていないと断言できる。
けして負けてたまるかと、にらみつけた。それなのに富士見は笑みをくずさない。
「そうですね。君は最善を尽くしていると言えるでしょう。そして私の行いに気づいたのは君が初めてです。二十五年、誰にも気づかれなかったのにですよ」
二十五年だって? 富士見は俺が生まれるよりずっと前から両科の間にある壁の高さを調整し続けてきたのか。直接手を下す事をせず、間接的に働きかける事で。それがどんなに難しい事なのかは想像もつかない。
「もしかして二十五年前というと、ブラスバンド部員の女子が屋上から落ちたあとからですか?」
「ええ。あれは痛ましい事故でした。それだけにとどまらず、両科の間に深い溝が生まれました。小さな争いが連鎖的に発生し、大きな争いを生み出す。そして、それを止められる人は誰もいない。想像つかないでしょうが地獄のような日々でしたよ」
当時を知らない俺に理解できるはずがない。だけど上田の父親の持つ、普通科への嫌悪はとても大きいものだった。二十五年たっても消えないほどだから。
そして富士見の話は続く。
「だから私は風紀委員会に力を与えました。小さな争いを起こし、彼らに治めさせる。適度なガス抜きをすれば大きな争いは起きません」
言っている事は理解できる。だけど。
「そんなものが秩序っていえるのですか?」
「いえます。現に二十五年間で大きなトラブルは発生していません。未成年の多感な時期は考えもなしに暴走する人間が表れるのに、松木北高校には存在しないのですよ。加えて言えば、くだらない虐めも、です。私のやり方は間違っていません」
そして富士見は歩み寄ってくる。俺は後退りたかったけど、それをしたら一生悔いる事になりそうな気もしていた。そんな思いをするぐらいなら、逃げたくない。
「さて、私の話は以上です。次は木島平君がどうするつもりか教えてください。この話を公表しますか?」
「俺は……」
どうしたいんだろう? こんなのはおかしいと思うけど、気に入らないって騒ぐだけなのは子供のやる事だ。言葉には責任を持たなければならない。俺はまわりにいる大人たちを見てそれを学んだ。いつもふざけているBMX仲間たちだけど、軸はまったくぶれていない。俺もそうでありたい。
「俺は、公表しません。だけど富士見教頭のやり方も認めません」
そう言うと、富士見は少しがっかりしたように見える。
「つまり、何もしないけど、口も出さない。そういう事ですね」
「いいえ。手は出します。俺は風紀委員会に入ります。そのかわり、トラブルを生むような事はやめてください」
「詳しく説明してもらえるかしら」
「今の風紀委員会はスポーツ科生徒だけです。そのせいで余計な衝突も起こっています。そこに俺が入れば緩衝材になりますし、いい関係を築く切っ掛けを広められます」
俺にとっては最善だと思えた方法だ。
それに対して富士見は、問題があります、と言ってゆっくり指を立てる。
「ひとつ、普通科生徒がたったひとりで風紀委員会に入ったら、まわりからの風当たりが強くなるでしょう。耐えられますか?」
「ひとりじゃありません。学校の秩序を保つために効果的に動ける俺をサッチは歓迎してくれるはずです」
最初はストレスを感じるだろう。だけどBMXでコンクリートに叩きつけられる痛みに比べたら大した事ない。
富士見はうなずいて二本目の指を立てる。
「ふたつ、風紀委員会に入ると言う事は木島平君の時間を奪う事になります。今までのように練習できなくなりますよ」
「大丈夫です。両立させているサッチが表彰台に乗ったのなら、俺だってできます」
根拠のない自信だけど、富士見は、まあいいでしょう、と納得してくれた。そして三本目の指が立つ。
「みっつ、君が卒業した後はどうするつもりですか? そこから先は知らん顔なら飲める話ではありません」
富士見の目が冷たくかがやく。子供特有の一過性でしかない提案なのか確かめようとしていた。ここの答え方ひとつで俺の高校三年間が決定する。そんな予感がした。
「わかりません」
「わからない? そんな見通しなら話は終わりです」
「わかるはずないじゃないですか。こればかりは俺だけの問題じゃない。だけど、両科の不和を正していけば賛同する生徒が出てきます。俺の思いは彼らが引き継いでくれる。そうなるかは、これからの俺次第ですが……期待してください」
「わかりました。この件は保留するとして、よっつ」
富士見は四本目の指を立てる。まだあるのかと身構えた。俺の事を油断ならないって言うけど、富士見だって相当だ。両科の間に人知れず壁を作る。それをたったひとりでやってきた人の底は知れない。
唾を飲み、思いもよらない事を言い出されたらどうすればいいか、必死に考えていると、富士見はふっと笑った。
「大会結果の所属に松木北高校の名前を書く気はないですか?」
予想外すぎる問いに俺の力が抜けた。笑いだしそうになるのをこらえて、胸を張って答える。
「ありません。それとこれは別の話です」
大会で一発逆転の大技を決めた時のような気持ちいい疲労感を味わっていると、富士見は立てていた指を下ろし握手を求めてきた。俺は力強く握り返す。
「いいでしょう。ただし、木島平君が失敗したら私は再び動きます。その時はより強固な壁になると肝に銘じておいてください」
「わかりました」
俺たちは手を離し、富士見は静かに言った。
「そうならないよう期待してます。いつまで続くかわかりませんが、それまでは楽させてもらいますね」
「永遠に続くから趣味を作った方がいいと思います。やる事がなくなると老けるっていいますし」
「そうですね。何がいいと思いますか?」
その問いが返ってくると予想していた俺は自信をもって答えた。
「BMXはどうですか? きっと楽しいですよ」
終
そんな壁を守るというのなら俺が壊してやる Edy @wizmina
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