地獄の釜の蓋が開き、大戦が始まった

とある犯罪と欲望の街で解決屋を生業にしていた主人公は、不慮の事故に巻き込まれ、命を絶つ。行き先は天国か、はたまた地獄か?

閻魔大王の裁きは、死神補佐として当面、下働きすること…敏腕の解決屋がまさかの復活。厄介で面倒な仕事は山のようにあるけれど、ぎりぎり地獄堕ちは回避されたっぽい?

活動の場は、現世の平行世界よろしく、美女も居れば、温泉もある。閻魔大王も人柄が悪くないし、取り巻き連中も面白可笑しい奴ばかり。人情味にも溢れていて
「こりゃ、なかなか良いわい」と呑気に身構え、すっかり馴染み始めた頃、不穏な話を耳にする。

千二百年前に起きたという天界史上最大最悪の大事件とは…

天界を揺るがし、封じたはずの邪悪な怨念体が力を増して蘇りつつあった。
不穏の影は間もなく実体となり、危機は現実と化した。開戦の狼煙、逃げ場のない戦場。

再び総力を結集して、強大な敵に立ち向かうことになる中、主人公の命運や如何に。

巨大要塞に超強力な霊子砲、そして霊子フィールドを展開!
神も天使も入り乱れる大戦の幕が切って落とされた。軍師となって率いる閻魔大王の決断は?

そして主人公と仲間たちは、この戦場というインフェルノの中でどう立ち回り、何を掴み取るのか?

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