ダークメルヘン復讐劇

二章まで読んでのレビューになります。
基本的にはファンタジーな世界観ではありますが、アンドロイド的な存在が出て来たりもする、結構何でもありな感じ。

数百年前の事件に端を発し、世界中の存在が変質してしまった中で、主人公の少女はその原因を突き止めるため、父親と共に旅をしていましたが、敵対する存在に捕らえられてしまい、そこを父に助けられる形で脱出しました。
上記は冒頭のあらすじなのですが、パッと見は割とスタンダードなホットスタートです。
ですが、敵対存在が『ロウソク頭の騎士』となると、ちょっと絵面がファンシーに!
この作品は基本的には主人公が仲間の手助けを得て、自分や父に害をなしたロウソク騎士たちに復讐をするために旅をする、というあらましなのですが、構成する要素がところどころファンシーというか、メルヘンというか。
不思議の国のアリスっぽい感じの要素を含んでいるように感じられました。
無軌道な登場人物やロケーションが、不思議で特殊な雰囲気を醸し出します。

私が読んだ時点ではまだ謎ばかりが残っているので、今後も楽しみです!