第7話(終) 有意義な時間

ベッドに入りながら優は今日の出来事を思い返す。朝は調子悪かったけど羽奈がピクニックに誘ってくれた。天気も良くて、とても気持ちがよかった。サンドイッチ美味しかったなぁ。羽奈の服も可愛かった。僕は幸せだ。

羽奈は今日の出来事を思い返す。朝は優が調子悪そうで一日だめかなとおもったけど、一緒にピクニック行ってくれた。お料理も手伝ってくれて、嬉しかったなぁ。あの青空をまた見たいな。優の幸せが続きますように。私は幸せだ。


羽奈が寝返りを打とうとすると肩が触れ合う。2人は振り向く。顔が近い。ドクン、ドクン…。羽奈の胸の鼓動が大きく、速くなる。

「ごめん、優。当たっちゃった。」

「ううん、大丈夫。」優が顔を近づける。

「んっ…。」やわらかい感触が羽奈の口に当たる。その柔らかいものに答えるように羽奈も顔を近づける。時の流れが遅く感じた。


2人は目を閉じ、同じことを願う。


ー明日も どこかで 誰かが 幸せを見つけられますようにー

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波状の日々と絡み合う恋 一ノ瀬うた @itinoseuta

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