第03話 誤って読まれることで爆笑秘話
「育成達人」→「花栗龍斗」
誤読したと言うことは採用されたの裏返しだが、
正読していたら、もっと尺は短かったし
「育成」→HAGUNARI→「ハグナリ」
「花栗」→HANAGURI→「ハナグリ」
なんて奇跡変換も起こらなかっただろう。
この日のお題は「私の三日坊主」だった。
パートナーの続かない運動療法を見兼ねて、奮起の意味で投稿。
これから春の陽気、WALKINGの歩数を稼いで行きたい!
葉書職人心得:不平等など存在しない戦地の中で。
一.パーソナリティに当たり外れは無い。彼女達は全員の女神だ!
二.得意な曜日は無い。強いて挙げれば、出勤の日は苦手。
三.職場でハグナリが読まれても、リスニング率は低目。
ハグナリタット(育成達人)に聞き馴染みが無くても
ハナグリタツト(花栗龍斗)みたく誤読されると
「あれ? なんか、先輩、ソワソワしてない?」
後輩達が僕の挙動不審に反応してくれることも。
職場は内勤、外勤があるから
番組終了まで屋外で仕事をする社員もちらほら。
第一週目は木曜日スタートで「金」「月」「火」と空振りで終わったので
まぐれの採用が一度だけ……と、気持が腐った。
そんなに甘く無いからこそ、挑む価値があるんだって
奮起を起こす要因にも。
そもそも葉書職人デビューは小学4年生の頃で
「ミスターラジオ」と讃えられている伝説のパーソナリティが
盛り上げていたネタ投稿番組だった。
投稿回数9回 採用回数0回……
大人気番組ゆえ、と言うのは大義名分であり
小学生の浅知恵、拙い構成力では
「ミスターラジオ」を唸らせる珠玉のネタは生み出せず。
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