押し付けられたのは、最強の天使。

 主人公はある日目覚めると、異世界にいた。
 正確には女神がそこにいて、主人公は今から最強の天使『セラフ』となって、地上を救うのだと使命を言い渡される。
 そんなん知らない。そもそもなんで自分が。せめてもう少し情報を。
 説明が圧倒的に不足したまま、主人公は地上へ落とされ、世界を終わらせようと企むとんでもない敵に立ち向かっていくことを強いられる……というお話。

 主人公は前世の記憶を維持していますが、転生先である『セラフ』の記憶を持ち合わせていません。そのせいで自分の能力すら把握していないまま、インフレしきった黙示録的な戦に放り込まれてしまいます。
 最強の天使らしいけど、そんなんで大丈夫か?
 大丈夫だ。問題ない。
 この世界はちょっと近代化されてるけど、スキルとかレベルとかいろいろあるみたいだし。それさえ使えればまあ多分……なんとかなるんじゃない? 知らんけど。どうにもならないかもしれない。そうなったらまあちょっとは覚悟しておけ?

 とはいえ、初めて自分の『生き方』を選び得る立場になった主人公。
 その力で、何を変えていくのか。
 16話以降の展開にも期待しています。