主人公のアリスは魔法学校に通う一年生。
ある日、とある出来事がきっかけで美しい男装の麗人・シェリーと運命的な出会いを果たします。
性格も魔法属性も、なにもかも真逆の2人。
しかしそんな2人は、学校生活を経て徐々に距離を詰めていき、互いにかけがえのない存在になっていきます。
しかし、シェリーは辛く凄惨な過去に起因する、とある問題を抱えていて……!?
魔法学校で巻き起こるミステリーに満ちた様々な事件! トラブルを乗り越えて育まれる友情! そして胸ときめく恋愛!
謎が謎を呼ぶ、見事なストーリーテリングで瞬く間にお話に夢中になります!
そしてこちらのお話を語るにかかせないのは「不思議の国のアリス」を彷彿とさせる、魅力的なサブタイトルの数々!
これはハートの女王のことかな? など想像を膨らませながら、隠されたメッセージを解き明かすのが楽しくてたまりません!
魅力的なキャラクターと練り込まれた世界観が織り為す、友情と、過去への決別の物語。
是非! 皆様に読んで頂きたい一作です!
方向が音痴!
天真で爛漫!
太陽の笑顔!
記憶がなくとも明るく元気な少女
眉目が秀麗!
男装の麗人!
壮絶な過去!
孤独で謎めいたクールビューティーな少女
性格も何もかも異なる二人の少女が魔法学校で出会う
過去に苦しむ少女をあたたかく照らす少女
二人の少女の想いに、ふんわりと癒される
優しい友だちや先生たちに囲まれて!
友情を育んでほっこり♪
ときには恋の想いにドキドキ♡
心あたたまるほんわか学校生活とは裏腹に
過去の足音が忍び寄る
逃れることのできない運命!
穏やかな日常に狂気と悲しみが交錯する二人の少女の物語!
少女二人に待ち受ける運命と未来を見届けませんか!!!
19話まで読了です。
宣言しておくと推しているのはシェリーちゃんです!
かつて大々的に破壊活動を行い、多くの人々を傷つけた組織『サーカス』に属していた彼女は紆余曲折を経て名家の養女となって学生となるも、『サーカス』に属していたシェリーというその名は常に学生たちにとって様々な悪影響を与えてシェリー付きまとって常に孤独だった。
その中で起きたのがアリスとの出会い。性格を始めに多くが一致しない2人であるのに下を向いていたはずのシェリーを取り巻く家庭環境や友人関係は少しずつ前向きになり始める。
しかし、シェリーは自分の過去から逃れることは出来ない。敵は決して彼女を許すことはない。その毒牙は何処へ、誰へと向けられるのか…。
迫る敵を乗り越えることが出来るのか?自らの運命に打ち勝つことが出来るのか?
最後まで見届けさせていただきます!
「私とアリス」の第一話「ひゅーんと下へ①〜⑧」を読んでの感想です。
アリスの方向感覚のなさと、うっかり中庭に落下するというハプニングから始まるこの物語は、読む者にすぐに親近感を抱かせます。誰にでもある「あるある」のような失敗が、魔法学校という非日常的な環境においても起こるというのが、なんとも言えず愛らしいです。
アリスとシェリーの予期せぬ出会いと、その後の特別演習での対決は、緊張と興奮が入り混じった展開を見事に描いています。特にシェリーの冷静かつ圧倒的な魔法の才能と、アリスの純粋な感謝の気持ちとが交錯するシーンは、キャラクターたちの内面の葛藤や成長が感じられてグッときました。
演習の終わりに訪れるレイチェルの突然の感情の爆発は、これまでの穏やかな流れを一変させ、緊張感をもたらしています。生徒たち一人一人の背景や秘密が少しずつ明らかになり、これからの展開として、アリスやシェリー、レイチェルたちの今後の成長と彼らがどのようにして自分たちの運命と向き合っていくのか、引き続き読み進めたいと思いました。
魔法学校を舞台にしたファンタジー作品です。主人公のアリスが風に吹き飛ばされて中庭に落ちるという、ドタバタでコミカルな出だしが印象的でした。
アリスを助けてくれた美しい上級生との出会いは、今後の物語の展開を予感させるワクワク感があります。彼女の正体が気になりますし、二人の関係がどう発展していくのか楽しみです。
学校の様子も丁寧に描写されていて、生徒たちの日常風景が目に浮かぶようでした。特に、教師陣のキャラクターが個性的で面白かったです。ジスト先生の風変わりな風貌と、エドワード先生のお茶目な性格が良いアクセントになっていると思います。
テンポの良い書き味で、あっという間に物語の世界に引き込まれました。魔法学校ものが好きな方にはおすすめしたい、楽しくチャーミングな作品だと思います。
魔法を習う学生達が繰り広げる、神秘的な異世界ファンタジーです。
主人公の少女アリスが、もう一人の主人公とも呼べるシェリーとひょんなこと(理事長の悪戯で3階から紐なしダイブ)で出会うところから、物語はスタートします。
出会ったシェリーは、若くして色々と重い設定を背負っています。
その背負った設定が、色々と悲しみが深くて……。
シェリー本人は、本質的には悪いことをしていないのですが、その背景から沢山の人から嫌われ蔑まれ。
本人は仕方ないと諦めムード。
そんな彼女を、人懐っこいアリスが日の当たる場所へ連れ出すのが序盤の流れになります。
アリスの友人達や学校の先生達も、基本的には良い人揃い。
ギスギスする場面も最初期ぐらいで、ネガティブなシーンが嫌いな人でもストレスフリーに読めます。
シェリー周りで不穏な設定が付いて回るものの、本作は基本的に日常パート多め。
学生同士の競技バトルや危険な森探索、実験中のトラブルなどアドベンチャー、アクションパートはありますが、大部分は女子生徒達のふわふわ学園生活がメインです。
それはもう、ふわっふわです。
文章が薄い的な意味では無く、読んでるこっちがある種の癒し効果で、ふわふわとした気分になるのです。
自分も学生時代に、仲のいい友達と話題のスイーツショップで買い食いしたり、バイト先でイケメン先輩と仲良くなったり、3階から落ちてクール系美少女と出会いたかったなあ、みたいな感想を持つこと請け合いです。
そんなことを考えてしまうくらい、描写が綿密で、風景の脳内再生が余裕な文章なのです。
文章量的には過剰な訳では無く、読んで想像するには十分過ぎるほどで、凄く「読ませる文章」をしています。
作者様の筆力が、実に高レベルです。
いち書き手としては真似したいのですけれど、これはもうセンスの領域ですね。
日常パートが多いとはいえ、シェリー絡みでシリアス要素はちゃんと入ります。
特に回想パートは、現代編が平和進行なためギャップ差があるのですが、その高低差が良いですね。
ちゃんと物語に深みを持たせていると言いましょうか、展開を平坦なものにさせていません。
アクションあり、狂気あり、悲哀ありで、テンポ良く話が進みます。
まったりした日常編と上手く対になっていて、構成がお見事です。
私も、手に汗握ってページをめくりました。
この通り、キャラにシナリオに描写に構成と、褒める箇所を挙げるときりが無い名作です。
是非とも、色々な人に読んで頂きたい一作でした。
皆さんのレビューにもある通り、主人公であるアリスが魔法学校に通いながら、少年少女たちと交流していく物語です。
裏で暗躍する犯罪組織である「サーカス」との戦い、魔法による撃ち合いが魅力の一つ。
ですが、私が一推ししたいのは、アリスの行動力と仲間を思う気持ちです!
作中に、とある事情を抱えて学校の外に出ることが出来ず、自由が制限されている人がいます。
本人も納得しているのですが、どこか息苦しそう……。そこでアリスは、みんなを、先生までもを説得してその人を学校の外に連れ出すことになります。
ルールの範囲内で、最大限頑張るアリスはとても眩しいです!
生徒間の恋愛模様もある、アクションシーンもある、みんなで力を合わせて目標に突き進むシーンもある。
アリスの記憶の謎に、サーカスの暗躍。
とても楽しくて、心が温まるような物語をぜひ皆さんも一読してみてはいかがでしょうか?
決して百合ではないんです。
期待してしまうけど違うんです。
でも友達以上の絆が確かにある・・・!
そんな思春期の少女たちの関係を楽しめます。
十歳以前の記憶を持たない主人公アリスと、
罪を背負い自由を奪われた少女シェリーとの関係を軸に、物語は進みます。
アリスはなぜ記憶を失っているのか?
シェリーが過去に関わっていた組織と関連があるのか?
複数の謎が絡み合い、読者を惹きつけます。
またイギリスの児童文学を彷彿とさせる雰囲気も魅力的です。
閉鎖的な学園や寄宿舎の様子が目に浮かぶよう。
魅力的なキャラクターたちと過去にまつわる謎、
迷い込みたくなる素敵な舞台設定に惹きつけられること間違いなし!
~~~追記です~~~
ヒロインであるシェリーの過去話を読み、さらにおすすめ度があがりました。
涙なしには読めません。
でも心を打つ言葉や、愛がたくさん詰まっています。
ぜひこの感動を味わってほしいです!
魔法学校とその寮を舞台に物語は始まり、紡がれていきます。
ビスクドールのような麗人と出会うシーンからアリスの運命の歯車が動き出し、愉快な登場人物を巻き込んで学園生活が色鮮やかに活写される…
華やかな青春ドラマの雰囲気ですが、序盤から垣間見えた影の部分は、やがて大きくなり、複雑な印象を帯びて迫ります。
アリスの失われた記憶。幼少期に何と遭遇し、何が起こったのか?
鍵を握る少女、その正体は何者か?
彼女に纏わる因縁が徐々に明かされる時、物語は哀しい輝きを発し、アリスを読者を、更に不思議で奥深い世界へと導きます。
暗い影を落とす犯罪集団の存在、平和に見えるこの世界には何が隠され、主人公たちを何処へ連れて行こうとしているのか…
アリスは過去に何者であったのか、そし物語の涯で何者と成るのか?
さあ、皆さんも一緒に「穴」に落ちてみましょう。きっと「底」には、読者の心を焦がす宝物が煌めいているはずです。
舞台は子供たちが魔術を学ぶ学校。
主人公の少女:アリスは、幼いころの記憶を失っていますが、明るく学校生活を楽しんでいます。
ある日アリスは、クールな男装の麗人:シェリーに出会います。
その出会いは、少しずつ、でも大きく二人を、周囲を変えていくのです。
読み始めて、すぐに思いました。
「なんて、丁寧に作られた世界なんだろう!」
本作のモチーフであろう「不思議の国のアリス」にちなんで、例えるならば。
それはまさしく、緻密な仕掛け絵本のよう、というところでしょうか。
魔法の設定から、登場人物たちの過去やつながり、アリス達が贔屓にするお菓子屋さんまで! 物語の細部まで丁寧に描かれていることが伝わります。
アリスと友人たちの微笑ましい学園生活の一方で、シェリーの過去や、暗躍する「サーカス」という「仕掛け」が動くたび、「これからどうなるの?」とドキドキしました。
アリスの記憶をはじめ、明かされていない謎の多い本作。まだ見ぬ「仕掛け」にワクワクしながら、読んでいきたいと思います。
最新77話まで拝読してのレビューです。
読み始めて思ったのが、ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」でした。
タイトルにもあるように、主人公はアリスという少女です。そんな彼女を中心に物語は展開していきます。
彼女はなぜか10歳以前の記憶がありません。
立ち入り禁止の中庭に落ち、その先で一人の美しい少女シェリーと出会うという構成は、やはり下敷きになっているであろう「不思議の国のアリス」を彷彿とさせてくれます。
落ちた先でアリスはシェリーをはじめ、色々なキャラと交流を重ねていきます。作中、それらの機微がとても丁寧に紡がれています。
本作は純粋な児童文学ではありません。異世界ファンタジーものなのです。
一見、平穏に見える彼女たちの魔法学校生活にも、ひたひたと危険が迫ります。
サーカスという黒魔術結社との戦いは読みごたえ十分、ハラハラドキドキの連続です。
様々な事情が複雑に絡み合い、一筋縄でいかないところなど、某海外ファンタジー作品を想起させてくれます。
長編となる本作はまだまだ謎も多く、これからの展開こそが楽しみになっています。
タイトルからしてそうですね。アリスは主人公ですが、では私とは誰のこと?
アリスの失った記憶もです。他のキャラにも色々な秘密があります。
それらが解き明かされた時、本作は読者に何を見せてくれるのでしょうか?
期待せずにはいられません。
物語が佳境に入る前に、ぜひ一読してみてください!
この作品の魅力は多くの方が書かれている通りです
私は特に友人以上恋愛未満の少年少女の関係性に愛しみと尊さと永遠を感じました
以下は少し違う(あくまで私個人の)視点から書かせていただきます
>「万人受けはしなくても、誰かに刺さる作品」をモットーに
まずこの作者さまのプロフの一文が私に刺さりました
この作品を読ませていただいて、さらに刺さったものがめり込みました
生きる辛さを優しさと笑顔で包んだ魅力的な登場人物たち、時に美しく時に残酷に読み手の心をゆさぶる巧みなストーリー展開、ことに優れた言葉の感性で丁寧に物語を紡いでいくその繊細な手つきに魅了されました
それだけではなく、これはネット小説という現場においてとても大切なことだと思うのですが
この作者さまは「小説世界をつくりあげるのは作者と読者様との共同作業」ということをちゃんとわかっていらっしゃって、読者様から投げられた言葉を丁寧にひとつひとつ受け止め、応えていらっしゃる、この真摯さ
作家としてとても素晴らしい資質ではないでしょうか
(この点は努力でもある程度は身につけられるので、書き手の末席にいる自分がまず一番に見習いたいところです)
作品も素晴らしいですが、作者さま自身も素晴らしい
ぜひプロになってアリスたちを全世界で活躍させてほしいと切に願います!!!
アリスは十歳以前の記憶を失くしていながらも、明るく前向きで、ちょっと(?)方向音痴な女の子。そんなアリスが魔法学校の中庭で出会ったのは、美しい少女シェリー。
二人の出会いが、双方の運命の輪を回し始めます。どちらも主人公との作者さまの言の通り、それぞれの立ち位置でお話が展開されていきます。
この物語で大切にされているなぁと感じるのは、彼女たちの心の交流です。
アリス、シェリー、そして彼女たちと共にあるレイチェルやミリセントといった友達の存在が、とても大きく感じます。
それぞれに個性があり、互いに尊重し合っているのが感じられる友達同士。
彼女たちが徐々に打ち解け合っていく様子が丁寧に描かれており、友達っていいなぁと感じさせてくれます。
少女たちだけではありません! 先生たちも個性派揃いですので、ぜひアリスたちと魔法学校生活を楽しんでみてください!
そんなほのぼのとした学校生活に忍び寄る、悪夢。彼女たちの過去に暗い影を落とし、現在にも蘇ってきた危険な『サーカス』に、アリスたちはどう立ち向かっていくのでしょうか。
まだ物語は謎に満ちていますが、希望は確かに感じられます。
大切な友達と一緒なら、きっと乗り越えていけるはず!
少女たちの確かな友情と、これからの成長を、見守りたくなる物語です。
お薦めします(^^)!