【台本】ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.6 絢辻詞編

第2話 イケニエ【ASMR】／なぜか捕鯨船の甲板で縛られて…

○捕鯨船甲板・昼

　　　＃気づくと、甲板のクレーンに縛られて海上に釣られている主人公。

　　　＃ざっぱ～んと波の音。

　　　＃巨大な船がきしむ音。

詞

「覚悟はいい？」

　　　＃詞は船長のような格好をしている。

　　　＃絢辻さん！？ という主人公。

詞

「だから、船の上では船長と呼んで、といつも言ってるでしょう？」

「なんの船かって……捕鯨船に決まってるじゃない。」

「何を寝ぼけてるの？ そんなだから、獲物を見失うのよ！」

　　　＃ピシッ！ と短いムチを自分の手で叩く詞。

詞

「今度獲物を見失ったら、身体を張って責任を取ってもらうって言ったわよね？」

「そしてあなたはレーダーから目を離した。」

「このままじゃ燃料代も稼げない。」

「丘に帰ることはできないのはわかるでしょ？」

　　　＃もちろんわかる、と主人公。

詞

「さっすが海の男 分かってくれてうれしいわ。」

　　　＃主人公から離れて遠くでクレーンを操作する船員に指示する。

詞

「クレーンをおろしなさい！」

　　　＃クレーンが下がる動作音。

詞

「（わざとらしく）あたしを捕まえた人だもの、きっとクジラも捕まえられるわよ。」

「だから……餌になってあたしを助けて！」

「大丈夫、骨は拾ってあげるわ。」

「ま、回収できたらだけど。それじゃ、がんばってね～！」

　　　＃ざばぁんと海面に沈む音＆ごぼごぼごぼ……と海の底へ沈んでいく音。

《第3話へ続く》

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『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.6 絢辻詞編』（CV・名塚佳織、CV・佐藤利奈）