それでもいつか、喜べるから

作中の少年の気持ち、よく分かります。
やっぱり子供の中で親のウェイトって高いんですよね。親に認めてもらえないと、誰にも認めてもらえなかった気持ちになる。

でも佐藤さんは拾ってくれたじゃん。いつかきっと、喜べるから。

きっとこの日は、彼にとって失敗した日になるのでしょうが、そんなエールを、おくらずにはいられませんでした。

でもこの声も――佐藤さんの声でさえ届かなかったのだから――彼には少しも、響かないのだろうな。
僕はこの作品にこんなにも、心を響かせたというのに。

その他のおすすめレビュー

飯田太朗さんの他のおすすめレビュー453