概要
体験談です。
KAC2023 第3回「ぐちゃぐちゃ」 応募作品
2019年の台風19号で、水害被害にあった住家のボランティアに何度か参加したときの話。
《2024.01.05 追記》
能登半島地震をうけて、第2話を書きました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!捨て身になるということ
災害ボランティアは肉体労働である。
身体が頑健でないととても勤まらない。
「よかれと思って」乗り込んでも、迷惑だけを撒き散らして、「感謝されない」と激怒するような人もいる。
医師免許もないのに医療行為を行って捕まった人もいた。
細々と食いつないでいた食料を勝手に持ち出して豪華料理を作り「さあ食べて下さい」と満面の笑顔で提供した人もいた。
その人たちは何を期待していたのだろう。
住人から感謝されてちやほやされるヒロイックな救済者像でも頭に浮かんでいるのだろうか。
ただでさえ苦境にある被災地の人たちに大迷惑を撒き散らしても、彼らはそれについて想い至らない。
「困っている人をほっ…続きを読む