令和の伝奇は、さりげなく始まる。

 現代の“陰陽師”丹沢恭介は、方便として怪しげな術を使い、怪奇な出来事を穏やかな日常へと変える。
 派手派手しいアクションも、手に汗を握るバトルもない。
——が。
 ここには確かにひとりの能力者の勇姿があるし、ハートウォーミングな物語と、新しい伝奇への息吹がある。

 ひとつの作品として見事に完結しているが、しかしこれは新しい物語へのプロローグでもあるらしい。

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 と、なんか昨日からのノリで書いちゃって、ダメだよな、こんなの、もっとこう読みたいと思わせるようなポップでキャッチーなのを書かんと!
 人のレビュー欄で何やってんだこのうつけがっ! といわれそうですが、ホントに良い作品なんですよ。
『闇狩り師』の初期の一編か、『低俗霊狩り』の一編か。そんなようなちょっとホロリ(゜-Å) なお話。
 伝奇、なにそれ? な人も好きだぜやってやるぜ!(なにを?)な人も、どうぞご一読くださいませ。