シンプルに、抑え気味に書かれてると思います。だから、と言っていいのでしょうか? かえって響きます。
届くはずのないなにかを、にゃん太がつないでくれたような気がします。美奈ちゃんも、にゃん太も、ずっと幸せでいられるんだろうなと思います。
このぬいぐるみ、にゃん太と言う。可愛い猫のぬいぐるみ。ご主人から、可愛がられ、めっさ連れ回され、「はーい、にゃん太、あーん、ぱくー」なる遊びにもつきあわされ……。ちょっと、ぼやくよ。(笑)そのぼやきの語り口調が面白く、ぐいぐい、読まされます。そして、読了後、そのぬいぐるみの誇り高さに胸をうたれます。
そうきたか~。マジか~。これはやられたわ。と、なります。短編でこの落差の付け方は素晴らしいの一言。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(46文字)
誇り高く、胸を張って、ご主人さまとともに、ずっとずっと。きっと、すてきな毎日が待ってる。
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