TRPGやゲームブック好きにかなり刺さります。それ以外でも!

最新26話まで拝読してのレビューです。

昔懐かしいゲームブックの要素が取り込まれていてユニークな作品です。
さすがにさいころ等を振って、出目のところへ、なんてことはありませんが、小説としてうまくアレンジされています。

もちろん、それ一辺倒ではなく、登場するキャラもかなり個性的です。
主人公で12歳の皇女レミィを筆頭に魅せてくれます。

ヒロインでもあるレミィの口調に関しては、好き嫌いが分かれると思いますが、恐らく好きな方が多いのかも。本作の特徴でもあるので、おおらかに読んでいただければ!

本作、世界滅亡を救うためのシリアスファンタジーと思いきや、良い意味で裏切られます。
かなりコミカルな部分があったり、皇女への暴言とかなかなかシュールな描写もあったりと、緩急がしっかりついています。戦闘シーンも白熱です。

まだ第3章が始まったばかりです。一気読みできる本作、ぜひともこの機会に触れてみてください。おすすめですよ!



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