地球のどこかにある街、いつもの朝、「私」は街角で詩を朗読する少女を見かける。少女の言葉はどこまでも真っすぐ届いて、いつも気を張って生活していた「私」の心の孤独を洗い流すようだ。これは真摯な言葉で綴られた詩集。誰もが一人だけど本当は一人じゃない、そんなことを思い出させてくれる優しい作品です。ぜひ一つ一つの言葉を味わうように、お気に入りのチョコレートを舌の上で転がして存分に楽しむように、一篇一篇、大切にお読みください。
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