交響詩 路上で詩を詠む少女
アリサカ・ユキ
第1話 語り
長い昼の孤独が寂しくて
街を歩く私は足を止める
そこで
路上で詩を詠む少女
を見た
小さなノートを手に持ち
背筋を伸ばして
凛とした声音で高らかに
健やかに晴れた
午後に
集まっている人たちは
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