この旅路の果てに待つものは……

第一章拝読しました。
序盤は、主人公一家の慎ましくも幸せな暮らしが丁寧に描かれています。その中でも、父の強さの秘密、妹の力、近付いてくる戦火など、謎や不穏な気配を感じさせる描写によって、次の展開が気になるような構成でした。
完全に一家に感情移入していたので、襲撃のシーンの凄惨さは衝撃的でした……

また、特に戦闘シーンは命を削り合う鬼気迫るもので、決して単調になることなく様々な戦法を駆使する、手に汗握る展開になっています。

襲撃からの逃亡、祭り、一章後半でのすれ違いを経て強く結ばれる兄妹の絆、そして妹の力の謎、物語に入り込み、気付けば最新話まで読み切っていた作品です。

ふたりの旅路の果てに安寧はあるのでしょうか……?
一章完結おめでとうございます。今後の展開も楽しみです!

乱筆失礼いたしました。