#Tomatoo

月見 夕さんの「#Tomatoo」はね、トマトっていうありふれたものがどうやら世界を席巻しとるっていう、めちゃくちゃ斬新な設定の物語やで。この小説、読んでると、トマトがただの野菜やなくて、もっと大きな意味を持っとるかのような気さえしてくるんや。

主人公はトマトが嫌いやけど、そのトマトがあちこちに溢れてる世界で生きとるんや。そんな日常の中で、彼がどう感じ、どう行動するかがリアルに描かれてて、読んでるこっちも共感せざるを得ん。トマトを通じて、社会のムーブメントや人々の行動を風刺してるところも、なかなか深い考えがあるなって感じられるで。

さらにや、物語の中で出てくるセーラー服の女の子との出会い…続きを読む

しかし、この作品を読んでいる間は、トマトが嫌いでありました。惹き込まれていたのだと思います。

トマト嫌いです。甘さと酸味を併せ持ってて、外の皮の部分が固くて食べるとぶちゅっと中身が飛び出してくるのが嫌。
パプリカも嫌い。ナスも嫌い。スムージーとヨガな人も嫌。
レジスタンス運動に加わりたい方は読みましょう。