待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね

紀元前四世紀のシチリア島の出来事を書いた『ダモンとピュティオス』という話が出典です。

太宰氏がこの友情物語を書いた背景には、檀一雄氏を熱海の旅館に自分の身代わりで置いてきた話があります。(文学好きな人たちには有名な逸話でしょう。初耳の方は『太宰治 檀一雄 熱海』で検索して、実際の顛末を読んでみてください)

どんなネタでも人を感動させる話に持っていく文豪って、すごい。

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