戦士「楽して稼ぎたい」魔法使い「働けや」
戦士「どこかに楽して稼げる方法ないかな〜」
魔法使い「お前に貸した宿代そろそろ万超えそうなんだが?」
場末の酒場、そこで戦士と魔法使いが話し合っている。
戦士「だって闘技場で金溶かしたんだから仕方ないじゃないかww」
魔法使い「笑ってる場合か(半ギレ)」
戦士「どうしてもやめられないんから仕方ないね(笑)」
魔法使い「命が惜しく無いようだな」
戦士「短剣構えるなよ、ほんの冗談だから」
魔法使い「なら働けや、このゴミカス」
戦士「酷いよ、こんなのってないよ(泣)」
魔法使い「お前、ここ最近ギャンブル以外でなんかやったことあんのか(低音ボイス)」
戦士「無い!」
魔法使い「くたばれ」
戦士「まだ生きる!」
魔法使い「なら働けや」
戦士「断る!」
魔法使い「ふざけるな」
戦士「せめて楽な仕事がいい。なんかそんな仕事知らない?」
魔法使い「そんなものは無い。諦めろ」
戦士「そこをなんとか!」
魔法使い「人体実験の被験体ぐらいしかない」
戦士「もう少しマシなものは無いんですか?」
魔法使い「もうお前は仕事選んでる場合じゃないことを自覚しろや」
戦士「選ぶ自由ぐらいは欲しい」
魔法使い「そんな贅沢をお前如きができるとでも思ってるなら手遅れだな」
戦士「酷いよ、もう少し手心をください」
魔法使い「宿代出してるだろ」
戦士「それもそうだけど…」
魔法使い「そろそろ闇市に出荷するか、加工して」
戦士「働きます!」
魔法使い「命に関わることが無いと動けないのかお前は(呆れ)」
戦士「でも、できるだけ簡単なことからお願いします。ロクなスキル持ってないし」
魔法使い「そんなことだろうと思ってお前如きでもできる仕事を用意してあるから安心しろ」
戦士「ありがてぇ!」
魔法使い「とりあえずはこのどぶさらいからやってこい」
戦士「…酷いよ…こんな仕事…あんまりだ…」
魔法使い「なら被験体になるか? それとも加工食品になるか?」
戦士「その三択しか無いんですか⁉︎」
魔法使い「…(無言の肯定)」
戦士「それなら自分で探してやる!」
戦士は街へ飛び出していった。
魔法使い「マシな仕事見つかるといいな」
◇◇◇
それから1時間後。
戦士「どぶさらいやらせてください」
魔法使い「マシな仕事無かったか」
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