『天職検査』で自分の天職が分かる世界。
ヒロインで女子学生ノアナさんは、その検査で天職は、『自分の担任の先生の妻』と告げられてしまう☆
でもその先生は、陰湿で根暗で嫌味ったらしい、ノアナさんだけでなく生徒みんなから嫌われている数学教師!
しかし、進級するためには、職業体験をしなければならず、いやいや『先生のお試し妻』を始めることに……。
面白い設定で、読めば読むほどに没入していきます!
まず、ノアナさんのキャラクターが、天真爛漫で純粋無垢で、とっても可愛いんです!
それとは対照的なクールな先生。ボケとツッコミの関係が絶妙です☆
さらに、陰湿だと思われていた先生も、いろいろな事情を抱えていて……。
加えて恋敵(?)の転校生が現れたり……。
ストーリーを盛り上げるエッセンスがふんだんに盛り込まれています!
読み始めたら最後、ページをめくる手が止まらず、手が空いた時にほぼ一気読みでした♪
随所にコメディーがあるし、甘いストーリーがあり、にやにや必至なので、外で読む時は注意が必要!?(笑)
とにかくオススメです!
素晴らしい作品、ありがとうございました!(*^^*)
大雑把で料理や家事が苦手な貧乏学生ノアナは、秘められた才能を診断する「天職検査」でとんでもない結果を出されます。それはノアナの担任教師である「ノシュア・ユガリノスの妻」というもの!
潔癖で嫌味な話し方ばかりする数学教師のユガリノス先生は、何から何までノアナとは正反対。最初は激しく反発するノアナでしたが、進級がかかった「職業体験実習」の職場を決めかねた末に、渋々ながらユガリノス先生の妻体験をすることになったのでした。
想像に難くないことですが、家事や料理というのは苦手な人にとって超ストレスになるものです。性格や気質から、几帳面な作業には向かない人もいます。ノアナはまさにそんな感じで、やる気以前に家事への適性がありません。
それでも、一般的には欠点とされる「できなさ」をありのままに見つめて受け入れて、彼女の「良いところ」をまっすぐ認める先生の優しさ。この物語の「溺愛」には、そんな深くやわらかな愛情があります。
また、ユガリノス先生、頭が良く口達者なのに性格が不器用という珍しいタイプなので、二人はとにかくよく口喧嘩をします。それがテンポ良くて相性ぴったりで、はたから見ていると微笑ましく……。
ついつい笑わせられるのですが、胸に余韻が残るような温かさもあって、不思議な空気感のお話だなぁと何度もしみじみさせられました。
ノアナの過去、先生の過去。隠されていた背景が少しずつ明かされてゆくにつれ、二人のことが本当に好きになり、心から応援したいと思わせられます。
最後の最後まで、ノアナの素直さ明るさに救われる物語。完結していますので、安心して読めます。ぜひご一読ください。
甘くて胸キュンなシンデレラストーリーを書かせたらカクヨムでも定評がある(当社調べ)、遊井そわ香さん。最近では小説「王子様の恋人になるお仕事はじめました」がコミカライズされた注目の書き手さんです。今回の作品は、間違いなく集大成であり、代表作となる出来栄えだと思います。何といっても主人公の少女ノアナのキャラクターが秀逸です。サボり癖があって家事が苦手で、ややポンコツ気味。でも明るくて前向きで、つい応援したくなる。そんな彼女と、天敵だったはずの嫌味で冴えない歳上の先生が、次第にイイ感じになっていきます。ノアナの言葉遣いとか、先生との会話とか、随所にこの書き手さんならではのユーモアがあリます。読んで楽しく元気になる読書体験をぜひ!
主人公のノアナは恵まれない境遇にもめげない勉強は大の苦手だけど天真爛漫な女の子。
ノアナの天職検査の結果が「ユガリノス先生の妻」と出たところから物語は始まります。
お金持ちになりたいと一心に祈っていたノアナにとっては最悪の結果。
だって嫌味で大嫌いな先生の妻なんて!
ところが、その大嫌いな先生のお試し妻になったことで、新たな展開に。
全く正反対の二人だけど、一緒に暮らすことにより先生の意外な面も知れてお互いの気持ちに変化が……。
テンポある会話が楽しくていつの間にか惹きつけられます。
登場人物のそれぞれが個性豊かで、面白いです。
そのうちキュンキュンがとまらなくなります。
楽しくってほっこりして笑えて胸キュン、色々楽しめるラブコメをどうぞご堪能ください。
私もユガリノス先生のお試し妻になりたくなりました( ´艸`)
ラブコメ&シンデレラストーリーのQUEEN!
大好きな作家さん、そわ香さまの作品を紹介します!
ヨーロッパ風味のこの世界では
職業適性検査みたいな天職検査があるのですが、
あろうことか主人公ノアナちゃんの検査結果が
「ユガリノス先生の妻」と出ました。
ユガリノス先生とは、ノアナちゃんが嫌いランキング上位に入れていた
学校の担任の先生だった。
モジャ髪。嫌味ばかり言う。陰気なさえない男。
しかし両親のいないノアナちゃんは、
単位をとるため渋々お試し夫婦をすることになり……。
大嫌いなはずの先生とのテンポの良い会話に、
甘いセリフじゃないのにわたしのニヤニヤがとまりません。
かわいいノアナ語もほっこりしますね。ふみー。ぼふー。とか( *´艸`)
それに個性的な脇役のキャラクターたち。
これ、漫画でも見てみたいですヾ(≧▽≦)ノ
掃除も料理もぜんぜん向いていないノアナちゃん。
どうして天職検査で先生の妻に選ばれたのか
キュンキュンしますよ。おススメします(*^-^*)
とにかく主人公のノアナが魅力的。恵まれない境遇にもかかわらず、天真爛漫という言葉がぴったりの底抜けの明るさで物語をぐんぐん引っ張ってくれます。
そんな彼女の「天職」は、嫌味でダサい数学教師の妻。
お試しで一緒に暮らし始めた二人ですが、そのうち先生の秘密が明らかに……
勢いのあるテンポよい会話劇は作者様のお得意とするところ。それが今作でも存分に発揮されています。学校の友人などの脇役たちもしっかり個性があって二人を盛り上げます。特に親友ルーチェは、ファンタジーの中に地に足の着いた存在感がありました。
日常に疲れた方はぜひこの物語に癒されてください。
著者さま、昨年からのご活躍がめざましく、『王子様の恋人になるお仕事はじめました』では、コミカライズまでなさいました。
コンテストにも多く投稿、現在、何作かが結果待ちという実力派でもあります。
いずれ書籍化作家になられること請け合いです。
その作品は、読んでほんわかして、楽しくなるものが多く、お人柄の温かさを感じます。
さて、そんな作者さまが満を持してのカクコン9投入作品。
おもしろくない訳がない。
本作の主人公は、はちゃめちゃで何もできない、かわいいノアナ・シュリミア、十七歳。彼女が「天職を調べる検査」で、ノシュア・ユガリノスの妻という結果が出たことから物語は進みます。
ノアナは先生が大嫌い。
嫌味で、陰湿で、ダサくて、鳥の巣みたいなモジャ髪をしていて、十歳年上。
それでも、明るいだけが取り柄の彼女、楽観的な気持ちで妻体験、そして、お試し妻へとなります。
物語は先生の過去の因縁が絡み、そこはサスペンス調。
まさに、ゲロッチョ!な状況。
「ゲロッチョ!」とは、作品内に書かれた毒薬を吐くカエルの声。こんな小道具まで、作者さま、どっからアイディアが湧いてくるのでしょうか、物語の奥行きがましてます。
読んでいくうちに、先生に惚れます。ほんと、いい男です。
どうぞ、お試しください。そして、体験してください。お正月シーズンに読むには打って付けの作品です。
検査で天職がわかる、とある世界にて。
主人公ノアナは「ノシュア・ユガリノスの妻」が天職だと診断されます。
思い人だったら良かったのですが、残念ながらノアナはユガリノス先生のことが大嫌い!
変なあだ名を付けちゃうくらい苦手な様子。
とはいえ、職業体験をしないと単位が取れません。結局、ノアナはユリガノス先生の元でお試し妻体験をすることになりました。
嫌々ながらも体験してみれば、あら不思議。ノアナと先生は全然性格が違うのですが、むしろそこが上手く噛み合って、まさに納得の天職!(読者談)
ちょっとツンデレの気がある(?)先生とノアナは、次第に心を通わせていくのですが……。
主人公から脇役まで、可愛らしくて濃ーーーーいキャラクターたちが大活躍!
テンポ良く進む抱腹絶倒の可愛らしいラブコメディです。
みなさま、本作を読み、ぜひ笑顔になってください!
リクシア国では人生で三回、天職検査を受けることができる。
検査を受ける年齢は決まっていて、一回目は八歳。二回目は十七歳。三回目は二十九歳。
主人公のノアナは、十七歳ですでに追い詰められていた。
「神様、お願いします。お金持ちになれる天職を授けてください!!」
そう祈って出た結果は……嫌いな先生の妻!?
最悪な先生の妻になることが『天職』とされてしまったノアナ。
嫌味ばかり言うユガリノス先生だけど、彼は何故かノアナと結婚してもいいと言う。
さらにノアナには職業体験実習があって、それを行わなければ単位がとれない。
今後の人生のために、彼女は「嫌いな先生の妻」体験実習をすることに!
不本意ながら、覚悟を決めた彼女は、「妻道」を極めようとするけれど……
家事能力は壊滅的。協調性はなし。勉強も運動もできない。好きな人からは友達としか見られない。
「私には何も無い。劣等感を誤魔化すために笑っている自分が情けない」
「こんなわたしでも存在していい。社会に居場所があるよ。そう言って欲しい」
そんな彼女は、はたして天職を掴むことが出来るのか。そして、先生との関係はどう変化するのか。
笑いあり涙ありのノアナの奮闘物語!
『天職検査』で、自分の天職がなんなのかわかる世界。
天涯孤独極貧少女のノアナも、17歳になって天職検査を受ける。すると、ノアナの天職は『担任教師・ユガリノス先生の妻』と出た。ユガリノス先生は、モジャ髪でダサくて嫌味な27歳。10歳も年上の、しかも嫌いな男性の妻が天職ってどういうことなの? これまでに天職検査が間違っていたことは一度もないというけれど……
春休みの課題である職業体験で、ノアナはユガリノス先生の『妻体験』をすることに。その過程で、ノアナはユガリノス先生の本当の姿を知っていく……
ノアナから見たユガリノス先生は、最初こそネガティブイメージの塊ですが、主人公の天職が『妻』なのに、ダメ男なわけがないですよね。そういうお約束も外さず、純粋だけどちょっと(かなり?)大雑把なノアナと、過去にいろいろありそうなユガリノス先生の凹凸が心地よく語られ、自然と二人を応援したくなります。やりとりも軽妙で、読んでいるとすごく楽しい気持ちになれます。ノアナの友人たちも愉快で可愛いです。
『嫌味だけど本当はやさしいヒーロー』を少女小説で最も尊い存在だと思っている私としては、ユガリノス先生がたまらなく好きです。
2023/12/29時点では、この先に波乱の予感があるので、じっと二人を見守りたいと思います。
十七歳にして、天涯孤独の崖っぷち人生を送ることになったノアナ。
自分の天職を調べられる天職検査を受けるとき、ノアナが希望したものはかつて憧れた魔法使いではありませんでした。お金持ちという現実的な仕事を期待するノアナの執着ぶりは、素直で愛らしいです。
肝心の検査の結果は妻。玉の輿を狙えるかもしれない天職に喜ぶノアナかと思われたのですが、結婚相手は特定の人――大嫌いな担任に限定されていたのでした。
口を開けば嫌味ばかり、野暮ったい見た目のユガリノス先生の妻になんてまっぴらごめん! 嫌がるノアナに共感していた読者は、いつしか先生から向けられる不器用な愛情に気づかされていきます。
料理も掃除も身だしなみもダメダメなヒロインが、実は超優良物件(⁉)の手で可愛くさせられていく溺愛もの。コミカルな掛け合いもご堪能あれ!
一見、まったく合わなそうに見えて、実は相性がぴったりの二人。とても素敵です。大好きです。
先生が不器用な中にも優しさを見せるのも良いですが、主人公ノアナが「先生大嫌い!!」と言いながら、彼に対して深刻な嫌悪や忌避を感じていないのが、個人的な一推しポイントです。
また、心理描写も素晴らしく、読んでいて思わず涙ぐんでしまうシーンも、いくつかありました。
よく練られ、考え抜かれた文章と構成であると感じます。
先生の過去、二人の関係の行方、そもそもノアナは体験/お試し妻をやり通すことができるのか? などなど。
展開が読めず、とても先の気になるお話です。
この先も、でこぼこな二人の恋模様を、じっくりと堪能させていただきます。
作品のあらすじやキャラクター設定は説明文をご覧ください。
同じ書き手という立場からの感想を書こうと思います。
※9話まで読んでの感想です。
序盤っていうのは大体設定出しなんですね。
どんな設定でどんなキャラクター達が出てきて物語を紡いでいくのか。
この段階で、もうこれは只者じゃないっていうのがひしひし伝わって来ました。
これほど退屈しない女の子向けファンタジー作品に出会った事がなかったです。
地の文は大体モノローグなんですけど、ユーモアたっぷりでヒロインのかわいらしさが存分に楽しめる。
この設定に、このヒロインを設定したっていうのが、もう天才としか思えない。
脇を固めるモブキャラのクセもちょうどよく、ストーリー展開に欠かせない物となってます。
上手く言語化できず申し訳ないですが、書き手目線で感動してます。
多分、一般読者の方とは違う視点で感動してます(笑)
これ、受賞間違いない!なんて無責任な事は言えませんけど(まだまだ続きがあるから)書籍化狙えるほどの力がある作品だと思いました!