陰キャだからこその活躍――ハードモードならぬダークモードが面白すぎる!
- ★★★ Excellent!!!
陰キャ、それは現実世界における悲しみの称号で、さりとて異世界においてもそれは変わらないのです。かなしみ。
が、この作品では面白いことに、「陰キャには陰キャの」――
いえむしろ、「陰キャだからこその活躍」があります!
陽の逆を行く陰の属性、だからこそ極まったマイナス効果が逆に強さとなる。
「マイナス×マイナス」は「プラス」になる、その瞬間の陰キャ無双に、笑いながらも爽快感があるという面白さ!
そも、物語全編を通して「反転」の性質が、あらゆる意味で有効に作用しています。
ヒロインにしても、「若干、腹黒なところが逆にカワイイ」「コミュ障だからこそ人馴れしていないのが逆にカワイイ」などなど……改めて考えてみれば「総じて陰キャなのに皆カワイイ」ってすごいこと。人間味が溢れている……!
「陰キャな主人公が陰キャなまま、けれど、だからこそ活躍できる」――その面白さ。
ハードモードならぬダークモード、コメディとしても最高の陰キャ無双、是非ともご一読くださいませ。