キャラクターがみんな生きている

最初に申し上げます。この作品の魅力は「キャラクター」です。

「キャラクターが勝手に動く」という表現がありますが、まさにそれです。箱庭ゲームの登場人物であるはずの彼ら彼女らが、作者様のあまりの愛情に生命を吹き込まれたかのようで、それぞれ思惑を持って懸命に生きています。
そのように生きている人々ですから、迷いもすれば道を違えることも、誰かの助けで立ち直ることもあり、それらが織り成されて辿り着く幸せな結末は必見です。

そしてとても個人的なことを言えば・・・終盤現れて物語を引っ掻き回すぶっ飛んだキャラ、これが一番のお気に入りです。是非ともご一読ください。

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