こんなに真面目に書かれているのに、どうしてこんなに笑えるのか?

”《狐の丘》の毒ニンジン”こと、レイレ氏は学者である。塩の荒野へ”歌う角”なる獣の調査にやってきた。
拠点の神殿では、無関心無感動を旨とする神官たちが心静かに過ごしていたが、レイレ氏のアグレッシブな好奇心に生活を乱されずにはいられない。そこにまた神殿の預かりっ子である、変わった子供の教育を任されることになり……。
不思議生物もさることながら、レイレ氏自身が面白すぎてたまらない。とにかく読んでみてください。ただし、気になるからといって岩を食べたりはしないこと!