少年少女たちの成長を描く冒険ファンタジー。
魔女に奪われたカテリーナを取り戻すため、アルフレッドとリリアーナは旅に出る。
古き良き剣と魔法の世界。
強敵に敗れ、修行をして力をつけることになる展開などは、少年漫画のよう。自分は『ダイの大冒険』を彷彿としました。
しっかりとした世界観のもと、キャラクターたちが活き活きと息づいています。描写はとても丁寧で、安心して物語を追っていけます。とくに馬に乗るシーンなどでそう感じました。ファンタジーでも、その世界で人々はちゃんと生きています。
バトルシーンは大きな見どころで、小説でここまでありありと描くことのできる筆力と根気力に感嘆しました。読んでいて頭の中でイメージが浮かびます。
そして気になる悪の企みと、仲間の行方。
この物語はまだ始まったばかり。
続編を読むのが今から楽しみです。
想像する楽しさに満ちた作品です。
壮大かつ神秘的なファンタジー世界、スピード感溢れるドキドキな戦闘シーンを、ストレスなく想像することができる描写。
主人公のアルフレッド君達の前に立ちはだかる困難。どのように乗り越えて、目的に近づいていくのか。想像が止まりません。
そして、そんな私の想像をひょいっと飛び越えていく展開。キャラクター達の心の動き・成長の魅せ方が巧みです。
特に終盤は「どうなるの? どうなるのっ!?」とまさしく一気読み。タイトルの意味を知ったときには、胸が熱くなりました。
一作品を読み終えた満足感がしっかりありながら、続編へのわくわくが凄い……!
推しはリカード様です。この方の魅力はずるい。
遺跡に眠る 魂が
沈む街から 舞い戻る
双子の絆 引き裂いて
太古の魔女は 牙を剥く
主人公たちの成長を丁寧に描いた、異世界ファンタジー冒険物語です。
プロローグから引き込まれていく、しっかりとした設定と世界観、
そこに生きるキャラクターたちの魅力も相まって、見る者を飽きさせない工夫が感じられます。
作者様ご自身も書かれていますが、チートなし、隠された能力なし、ハーレムもざまぁもなしの、
まさに正統派の王道ファンタジー作品と言えるかと思います。
強力な敵に立ち向かう主人公たちの成長を、
読みやすい文章で、最後までノンストレスで読むことができました。
双子のヒロイン×ヒーロー×王道ファンタジーの魅力を、是非皆さんも実感してください!
今作にはファンタジーに求める要素が全部入ってます!
まず応援したくなる魅力的なキャラたち。
そして仲間との友情、異世界の美しい景色、さらに手に汗にぎるバトルシーン。
敵の魔族たちは圧倒的に強く、ハラハラします。
ストーリーにも謎が隠されていて、続きが気になります!
文章もシンプルで整っているので、引っかかることなく読み進められます。
迫力のバトルシーンも過不足ない描写で、緊迫感がありながらもきちんと分かりやすく書かれています。
現在第一部完、ということで、まだまだ続きますが、最初の伏線は大体回収されるところまで読めます!
15万字ということで、ファンタジー小説としては決して長くありません。
気軽に読み始めて下さい!
ひとこと紹介でも書いたとおり、本作について私が抱いた感想ないし印象の大枠は「ダブルヒロイン(双子)×王道ファンタジー」というところ。
封じられた魔女の魂に体を乗っ取られてしまった双子の妹カテリーナ。
主人公アルフレッドと共に、行方をくらました妹を追う双子の姉リリアーナ。
この二人がそれぞれ「さらわれ系お姫様ヒロイン」と「主人公とコンビを組む相棒系ヒロイン」のそれぞれの立ち位置を占めて、主人公アルフレッドと三人で物語を牽引してゆきます。
こういう形式だとふたりのヒロインのうちどっちかに比重が偏りそうな懸念はあるのですが、物語自体が「魔女に体を乗っ取られたカテリーナの捜索と救出」を骨子に進んでいるのと、ヒロイン二人が「双子」という分かちがたい関係性にあるためか、あるいは主人公のアルフレッドの成長や周囲を取り巻くキャラクターの描写をきっちり積みながら物語を構築しているためか、ヒロインまわりは目下巧みに天秤がつりあった塩梅です。
立ち位置というのか、関係性というのか、そういうのの配置の仕方が上手いなぁと思うのです。
またヒロイン周りの描写に限らず、本作はつくりがとても手堅く堅実で、話が進めば進むほどそこまでに積んだ諸々が思わぬ形で伏線として回収されるなどする、「巧い」おはなしでもあります。
さりげない伏線の張り方が巧い作者さんのようなので、「ツインズソウル」というタイトルからして何かの示唆ではないかな? と疑っている次第。今のところは妹がさらわれて主人公と共に姉が追う、という格好ですが、このアルフレッドを挟んだ両者の立ち位置がどこかの時点でガラッと変わりそうだなー、などと思いつつ。
物語の行先を楽しみにしています。
骨太の異世界ファンタジーをお探しの方、よろしければ是非に!
仲良しの3人パーティーが「宝物庫」にたどり着きます。そして、その中の「魔道具」であるネックレスを首にかけた瞬間事件がおきます。そう、ネックレスをかけた女性が、古代の魔女に体を乗っ取られてしまうのです。
私がこの物語を読み始めて、思い出したのが「ロードス島戦記」の「カーラ」と「小ニース」、「ウッドチャック」の話でした。「ロードス島戦記」は、そこで「壮絶」な「心の葛藤」があっての判断があって、名作になったのですが、この物語も「同様」に、最後に「おおきな仕掛け」がありそうな予感を覚える作品です。
物語の設定としては「魔道具」が、いいエッセンスを出していて、物語の「キー」となっていく「予感」がビンビンします。きっと「魔道具」を使った工夫が、今後、物語の根幹を成していくんだろうな。っと、そんな想像できる「面白さ」もあふれている作品です。
まだ始まったばかりですので、すぐに追いつける思います。読み始めるのなら今のうちです。是非、読んでみてくださいね。
プロローグを読んだ時点で、この物語の壮大さが一発で伝わってきます。
風景の描写も世界観を想像する役目を十二分に発揮しており、読み進めながら情景が浮かぶように読み入ることができます!
プロローグで封印し、その後に続く話で主人公たちがその同じ場所から始まり、どのようにこの長い期間封印された謎に迫っていくかに期待できます!
魔道具という設定がとても生きており、旧時代の遺物が強力だったら、今は失われたなにかがあるのでは、と想像を掻き立ててくれるとても素晴らしいスパイスになっています。
1章では主人公たちが旅立つためのきっかけのような章となっており、これから始まる冒険が楽しみな物語となっていますので、ぜひ読んでみてください!