遠い約束を果たすために。

地元の人間関係を捨てて都会に出たミコトは同窓会に参加するために地元に戻った。

変わらぬ居心地の悪さに嫌気がさしていると元カノ「ウララ」の声が聞こえ、二人はそっと同窓会を抜け出すのだった。


呼び起こされるのは彼女との淡い時間。

そして胸を刺す痛み。

果たされなかった彼女との約束を果たすためにミコトは夏祭りに向かう。

鬼の伝説が残る岡山の田舎町を舞台に、閉ざされた記憶と冷たくなった心をほどく、切なくも優しい物語。

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