本の虫と呼ばれた僕に、彼女は積極的に近づいてきた

 いつも本ばかり読んでいる五十嵐くんは、ある日突然女生徒の東海林さんから声をかけられた。
 「面白い本が読みたい」とのことなので、適当にライトノベルを選んであげたら、これが大ヒット。
 こうして僕たちは話を始めたのだが、蓮野内くんから唐突に勝負を挑まれた。
 中間テストの総合点での勝負である。
 負けたら東海林さんから手を引け、と言われはしたが読書を笑うやつになんて負けるものか。
 読書を軽んじる蓮野内くんに負けるわけにはいかない。
 僕の猛勉強が始まった。

 こうして始まる高校エンターテインメント。
 五十嵐くんは楽しい高校生活を謳歌できるのか。
 今まさに青春の一ページが記される。

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