懸命に生きた君に

作者 冴木さとし

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★★★ Excellent!!!

 主人公は、高校2年生。
 偶然、ヒロインと廊下でぶつかったのをきっかけに、主人公が選んだ1冊の本を手渡したことから次第に仲良くなっていく。

 ヒロインや、その親友、主人公を敵視するクラスメイトをも巻き込んで、平和な高校生活が彩られていく。
 それは、テストでの対決だったり、体育祭だったり、夏祭りだったり……。甘酸っぱい青春時代は、コメディーの様相を感じることができるイベントの連続だった。
 楽しい学園生活がこのままずっと続くと思っていた……。

 しかし、主人公が、意外な場所でヒロインと再会をする。そして、ヒロインの何気ないクセに気づいてしまう。
 そこから先の展開には、せつなさが募るばかりだ。

 泣きたくても泣けない。泣かないと決めたのに涙が溢れてくる。立ち上がれない。歩みはじめられない。その感情が、想いが、痛いほどに物語から伝わってくる。
 エピローグを読んでも、そこは変わらないけれど、少しだけ、ほんの少しだけ……、前を向いた君を応援したくなると思う。

 そんな素敵な恋愛小説はいかがでしょうか……。

★★★ Excellent!!!

読書好きな主人公の五十嵐君と、可憐なヒロインの東海林さんの物語。

運動は出来ないけど、本の虫であった五十嵐君。
黒髪可憐な女の子東海林さんへ最高の1冊を紹介する所から始まる青春物語。

五十嵐君は、本から得た知恵を駆使して、中間テストに、スポーツに、不良にと、精一杯に自分に出来ることを考えて、最後まで懸命に臨むことで、目の前に立ちはだかる問題を解決していく。

どんな理論で、どんな懸命な”足掻き”で解決していくのか、ワクワクしながら体験できるのがとても良いところです。

そして、可憐な東海林さんの姿にキュンとします。健気で可愛いです。

そんな青春の中で、段々と紐解かれる彼らの過去。現状。未来。


最後にはどのような結果が待っているのか。
一生懸命に生きる「今」が輪廻転生のように未来へと繋がって。

どんな未来が待ち受けているかなんて「今」は分からない。「今」を懸命に生きたからこそ、これからの「今」が生きていける。

懸命に生きることの大切さを考えさせられる物語です。
未来の「今」も、胸を張って生きれるように。

読了後は、懸命に生きようという思いになりました。

★★★ Excellent!!!

小さなきっかけから、段々と日常に変化がおとずれる描写が巧みです。

リアリティをもちあわせた小説のうえ、それが青春エンターテイメントとなったら魅力が倍増するのはお分かりだと思います。

たかが「なんでもない青春」。されど「なんでもない青春」。

青春というのは常にアップダウンが激しくあるものですが、この場合緩やかに、でも確実に緩急をつけて変化がおとずれます。

人物も大変魅力的です。

ぜひ、ご一読を。

★★★ Excellent!!!

なんてピュアなお話なんでしょう。
エロにまみれたカクヨムのラブコメや恋愛の雑踏の中で、純粋に人を好きになる尊さを描いた良作です。

高校生のまどろっこしい恋愛とか青春って素敵!

でも、タイトルが不穏。それが良い効果を生み出して、読み手の私に読みながらも緊張感を与え続けました。

タイトルで本文が2割増しに上がった作品です(あくまで個人の感想です)

登場人物全てがいい人の、安心できる青春小説、本日完結しました。

おすすめします。

★★★ Excellent!!!

特別なことを意識する必要がない、等身大の主人公とヒロインの心温まる物語です。
サポート的キャラやお邪魔役キャラなど、学園モノのノリが甘酸っぱい青春の匂いをこれでもかというほどに届けてくれます!
ちょっとしたことでムキになり、勝負をするはめになったり、ヒロインの友人からの情報に右往左往したりと、読んでいて微笑ましいのですが・・・
そういう状況であればあるほど、あらすじに記載してあることが重く圧し掛かってきます。
ですが、それを込みで先が気になるという意味でとても良い作品です!
みなさんも甘酸っぱい青春を感じてみる、または思い出してみるのも良いのではないでしょうか!