懸命に立ち向かうことの大切さ。今を精一杯生きる青春物語。

読書好きな主人公の五十嵐君と、可憐なヒロインの東海林さんの物語。

運動は出来ないけど、本の虫であった五十嵐君。
黒髪可憐な女の子東海林さんへ最高の1冊を紹介する所から始まる青春物語。

五十嵐君は、本から得た知恵を駆使して、中間テストに、スポーツに、不良にと、精一杯に自分に出来ることを考えて、最後まで懸命に臨むことで、目の前に立ちはだかる問題を解決していく。

どんな理論で、どんな懸命な”足掻き”で解決していくのか、ワクワクしながら体験できるのがとても良いところです。

そして、可憐な東海林さんの姿にキュンとします。健気で可愛いです。

そんな青春の中で、段々と紐解かれる彼らの過去。現状。未来。


最後にはどのような結果が待っているのか。
一生懸命に生きる「今」が輪廻転生のように未来へと繋がって。

どんな未来が待ち受けているかなんて「今」は分からない。「今」を懸命に生きたからこそ、これからの「今」が生きていける。

懸命に生きることの大切さを考えさせられる物語です。
未来の「今」も、胸を張って生きれるように。

読了後は、懸命に生きようという思いになりました。

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