【アイドル】
信仰の対象としての偶像、神像を崇拝すること。転じて熱狂的なファンを持つ歌手や俳優を指す。
推しと目が合うなんて、オタクの幻想……と思っていたオタク女子高生南條陽華だったが、なんと後日推しに会うことに!?
「陽華ちゃんの力を貸して欲しいんだ。……ボクたちの故郷を滅亡から救うために」
「ボクと天真は、こことは別の世界、所謂異世界から日本にやって来たんだ。この世界にいる『推官』を探すために」
世界の守護者である『アイドル』の力を、最大限引き出すことが出来る『推官』。
推しグッズに力を込めることができる陽華は、強い決意のもと、彼らの世界を救う『推官候補』として異世界へ渡ることに!
「推し活してるんです。推しの幸せを願うのは、当たり前なんですよ」
世界を救う推し活は、はたして上手くいくのか!
女子なら一度は妄想するやつなんじゃないかと思うんですよ。
大好きなアイドルがたくさんのファンの中からたった一人、自分だけを見つけてくれて、それで秘密の関係が始まっちゃったりして――、なんて!
もう最高か!最高の展開かっ!
実際、コンサートに行くと「いま私と目が合ったわ!」「いまのウィンクは私へのアイコンタクトに違いないわ!」なんて思ったりするわけじゃないですか。まぁ、私、アイドルのコンサートとか行ったことないんですけども。ないんかい。
でも、そんな話はよく聞きますし、この『雲の上の存在になぜか選ばれてウッハウハの逆ハー展開!』みたいなのは漫画や小説でもよくあるやつです。
ええ、よくあるやつなんですが。
その『雲の上の存在』である超人気アイドル『Destiruta(ディスティルータ)』がまさか〇〇〇〇(ネタバレ防止)とは思いませんて!えっ、待って待って、選ばれたはいいけれど、ちょっと雲の上の規模がグローバルを軽く通り越してるんだが?!
さて本作、アイドルの推し活動から始まるのですが、これがもう推し活初心者に優しい親切設計。「推し活って興味はあるけど、用語もいまいちわからないし、グッズもどうやって作ったら良いの?」なんて思って一歩踏み出せないでいた方にも、わかりやすいのです!
私なんか単純ですから、こちらのお話を読みながら、「なんかもうとにかく何かを推したい」とさえ思いましたからね。えー、推し活ってなんか楽しそう。グッズとか作りたい!とか思いましたからね。推す相手もいないのに。
なんてキャッキャと楽しく読んでおりましたら、例のその『〇〇〇〇(ネタバレ防止)』の部分がですね、押し寄せて来まして。キャーDestirutaカッコいいー!エー私、天真君と陸明君、どっちがいいかなぁ、なんて本作の推しキャラを決めあぐねている途中で浮かれてもいられない事態になって来ちゃって!えらいこっちゃ!
でもご安心ください!(何がよ)
そんなのっぴきならない事態になってもDestirutaのお二人はカッコいいですから!(そこかよ)
いや、大事なところですから!
イケメンにドキドキ、展開にハラハラな本作、現在連載中です!
今後の展開もすっごく楽しみです!
推しの男性アイドルが、実は異世界人でした!?
そんなところから始まるアイドル小説です。
推しのアイドルは、異世界の守護者の役割を背負っている立場、『異世界アイドル』なのです。
異世界では、アイドル活動をすることで世界の均衡を保っていると聞かされます。(素晴らしい世界)
異世界と言えど、アイドル活動に必要なのはファンです。アイドルはファンに推されることで、自身の力を最大限発揮できる。
「異世界を救うために、ボクたちを推して欲しい!」
街でばったりと会った、最推しアイドル。
急にそんなことを、直接本人の口から、キラキラした瞳で言われたら……。💕
異世界のアイドルを推すのがお仕事!
アイドルをサポートするため、主人公は『推官』として異世界へと赴くのでした。
『推す』力で世界を救うなんて。
その発想が素晴らしいアイドル小説です!
推しと二人三脚で、世界を救っていく。
今まで遠くから眺めているだけだった推しとお近づきになって、推しとお話しできて、推しと、推しと……!!
(続きは本編をお読みくださいませ。(*_ _))
異世界も、アイドル界隈も知り尽くした作者様。
綺麗な文章で紡がれる物語。
アイドルを推す気持ちは、読んでいるだけでも幸せな気持ちになれるんだなって思わせてくれました。
推力で、終末世界を救うさまをご確認くださいませ!(ㅅ´ ˘ `)
女性はもちろんのこと、男性でも楽しめる作品と思います!是非とも一読を!✨