本当に伝えたい事は心のずっと奥に在る 教えてくれたのはこの物語

フリーライターの貴之は副業として「代筆屋」を始める。ある日、彼の元へ看護師美優がクレームを付けにやって来た。
人に心を開くのが余り得意ではない貴之と、ぐいぐい距離を詰めてくる美優。貴之は美優に影響を受け、効率を重視するのをやめ、依頼主の心に寄り添うようになる。

そして、二人には共通の悲しみがあった。

代筆を依頼する人々との交流を通じて自分自身を見つめ、癒やしていく過程を、軽やかな文体で丁寧に描いた素晴しい作品です。

読後優しい気持ちになれる物語。おすすめです!

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