立場や責任により秘めるしかない気持ち。悲しきストーリーが綴られています

変わった日と聞いて想像していたものと内容は異なりました。それが色々な変化を指していたこと。読み進めた読者は最後に気付かされることでしょう。

物語は唐突に戦闘から始まりますが、その中で語られる二人の会話は明確に過去であります。私も含めた読者は経緯や生い立ちを知り、最後に語られる変化へと誘われていきます。

徐々に感情が絞り出されるような感覚。望みもしない戦いを強いられたのだと気付いたころには二人の別れとなります。それも未来永劫、再会が叶わぬ形で。

ジンと心に残る秀作です。
お勧めいたします。

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