本作はガッツリざまぁ系の予感満々で始まるわけですが、主人公自身に仕返ししようという感情はありません。それよりも見返してやろうという前向きな感情が主人公の行動原理となっております。
まあそれで、主人公ヒースは勇者パーティーを追放されたわけですが、彼は無能と言うより有能すぎます。本人すらも理解していないほど、ゴーレム使いとして突出していたのです。
無双ともいうべき圧倒的な力。もっともそれは生み出したゴーレムによるものでしたが、彼の才能はソロになることで益々強化されていくことに。
詳しくは読んでいただきたいのですけれど、ほんの少しだけ。
世界を一周するという漠然とした目標の中で、ヒースは己の成長を考え続けています。成長イコール、ゴーレム使いの資質を向上されることでありましたが、全てを難なくこなして順調に強さを得ていくことになります。
出会う人々との繋がり。冒険者としての知識。全てが彼をゆっくりと成長させていく。当然のこと、生み出すゴーレムもまた徐々に完成度を高めていきます。
つまりタイトルにもあるハーレム(笑)
彼は成し遂げてしまうのではないかと思えてなりません。今はまだ人型をしただけのゴーレムしか作れませんが、きっと満足いく(?)ゴーレムをヒースは作り上げることでしょう。
食卓は常にグルメであり、ほんの少しのお色気がプラス。加えて真っ直ぐな主人公が織りなす物語。面白くないはずがありませんね。
読み始めると、夢中になること間違いなし。
今なら最新話まで一度に追いつけます。
お勧めの作品です。