いいお話だった。やっぱりプロの作家さんはレベルが違うなぁ……と。短編でこんなに満足できるお話は稀だと思います。ありがとうございます。
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オモテとウラ。やりたいことが理解できる。試みがおもしろい。結構計算して作っているような気もするが文章力、構成力を見る限りこの作品だけでは偶然かどうかわからない。別の作品も読んでみたいと思った。
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本作は非常によく纏まった短編となっております。出会い、経過、結末。三つが上手く絡み合い、物語を構成しています。登場人物はオッサンと女子高生のみ。それだけで不穏な雰囲気に満ちておりますが、クスッと笑える美しいエンディングが迎えてくれます。読者は余韻に浸っては読み返すことでしょう。何しろ女子高生(ギャル)の思惑が記されていないから。繰り返し読めば見えてくる。最後の言葉に集約されていることに。是非ともお勧めしたい作品です。きっと忙しい日々の癒やしとなってくれることでしょう。
二人しか出てこない短い文章なのに、なんとも言えない雰囲気を味わえる作品です。互いに陰のありそうなオッサンと女子高生という組み合わせで、ただ夜食を作って食べるだけなんですけど、醸し出される微妙な空気感がひしひしと伝わってきます。しんみりしたり……。ホッと安堵したり……。ホッコリしたり……。なにげない会話のやり取りなのに、語られていない二人の背景が気になって思いを馳せたくなってしまいます。この作品を読んで、あなたは何を感じ取りますか……?