第二章5話(レビュー時の最新話)まで読んでのレビューです。
先祖返りした姿で生まれたジュキエーレ。
村の人々は彼が大物になると期待しますが、彼は何故かみんなが使える魔法も使えないまま成長します。
そんな彼でしたが、嫁を諦めきれず冒険者の道に!
そして、様々な困難に出会ううち、本来持っていた力に目覚めて……
魔法が使えない所為で、冒険者パーティーの仲間から下に見られて辛い思いをしたりもするのですが、しっかりと彼らを見返すストーリーになっていて、すごく爽快な気分になりました!
可愛いく明るいヒロインや主人公の美人の姉が、主人公にベタ惚れな様子も微笑ましい♪
第二部では、新たなヒロインも登場しそうなので、そちらも今から楽しみです☆
そして、読んでいて意外と楽しいのが、最初の頃に主人公とパーティーを組み、彼を虐げる元パーティーメンバーの動向(笑)。主人公をパーティーから追い出した後、パーティーに残ったメンバーを襲う不幸の数々は、本編に負けないくらい面白いです!
女の子にモテまくって、しかも最強の主人公って、思わず嫉妬しちゃいそうになるものですが……この小説の主人公はとっても良い子で、思わず応援したくなる!
なので、男性読者はもちろんのこと、女性読者も楽しく読める異世界ファンタジーだと思います。
面白くて、文章も読みやすかったので、思わず一気読みしてしまいました♪
歌声が美しい少年・ジュキは、そのパーティで雑に扱われていた……なぜなら「魔法が使えない」から。
その魔法が使えない理由が、「たまたま」ジュキが生まれたところに来合わせた「聖女」の「加護」、つまり封印によるものというのが面白いです。
本来なら、そういう、「魔法を使える」ようにするのが「聖女」であるというのに……。
「たまたま」ジュキが生まれた時に来合わせたという「聖女」。
一体、「聖女」とな何者なのか? そして、彼女の目的は何なのか?
……そういう謎をはらみながら、物語は進んでいくことになります。
今のところ、そのあたりまでしか読んでいませんが、先が非常に気になります。
また、言葉の観点でいえば、イタリア風の名前や地名が醸し出す雰囲気が素晴らしい物語です。
文章の方も、まるでイタリア語のように、まさに「歌うように」記されていて、読んでいて心地良いです。
ぜひ、ご一読を。
話としては、王道のファンタジーですので安心して読み進めていただけるお話だと思います。
なんというか、最弱からスタートして最強近くになるみたいなお話ですので、既視感を覚えるお話でことは確かです。
でも、だからといって「有象無象」のファンタジーか?と問われれば、そうではなく、あきらかに一味も二味も違うのです。
なぜなら、この物語を支え、特徴つけているのが、作者の文章力によるところが大きいからです。
けれんみがなく、純粋な文章で書かれるこの物語は、その文章の力によっていっき透明感を持ち、読後にかなりの爽快で、純粋な気持ちになれるのが特徴です。
そのため、気がつくと一気に1章読み終わってしまっています。
だから、昼休みとか短い時間で読むときは要注意です。
私みたいに、気がついたら昼ご飯を食べる時間がなくなっていた!みたいな事になってしまいます。
そうですね、この物語を読むときは、ちゃんと後ろの時間を確保して読み始めましょう!
この物語の主人公は、美しい容姿を持つ竜人族の少年ジュキエーレ。
彼は先祖返りした姿で生を受けたことと、とある理由から魔力がないと判定されたことから、幼馴染たちから見下されていました。
しかし彼の持つギフトと、隠されていた能力は途轍もない力で——?
この作品の見所は、なんといっても主人公のジュキが魅力的なことです。
特に、私が心奪われたのは、作中で彼が歌うシーン。
毎回鳥肌が立つほど素晴らしいです。
美しい容姿から紡がれる透き通った優しい歌声。
丁寧に描写されていて、まるで旋律が小説の中から飛び出してくるかのよう。
本当にうっとりしてしまいます。
ストーリーも非常に面白いです。
聖女や魔神……謎がたくさん散りばめられていて、今後の展開が楽しみ!
応援しております!
私達の世界でもテストの点数である程度その人の能力が判断される。だが誰がそのテスト教科を考え、本当にその教科の出来不出来がその人の能力を表しているのか?そんなことを考えたことはないだろうか…
この物語では魔力の大小でその人の能力が判断され、あろうことか主人公の少年はその魔力がゼロなのだ。
それでも少年は腐ることなく冒険に手掛け、そこで本当の自分の姿を発見する。
私がこの物語を読んだ時、一番感銘を受けたのはなんといっても少年の前向きな姿勢だった。冒険の中で自分の才能に目覚めていく、そんなあらすじを言えばありがちに聞こえるかもしれないけれど、本当に大切なのはどんな境遇にあっても諦めず、楽しく生きることではないだろうか…そんなことをこの物語は感じさせてくれます。
おもっしろおおおおい!!!!
拙作にブクマして頂いたおかげで、こんなに魅力的な作品に出会うことができました
感謝でいっぱいです!
主人公ファミリーがあったかくて、主人公がいい意味で普通の感覚を持つ子で、大きなハンデを持っているけれど家族の愛に包まれてたから腐ってなくて、めちゃくちゃ応援できます
私はメガネ敬語知的少年大好きなのでサムエレくんいいやないか…、今後もたまにでいいから登場してかっこよさ振りまいてくれ…と思っています笑
遠景から眺めた村の描写もいいですね
読みやすくライトな文体で書かれてますが、骨太な筆力のある作者様だなと感じました
ジュキくんの健全な精神がとても眩しくて最高です
これからも追わせていただきますね!!