封印が解かれし時、少年は最強への道を歩み始める――

序章まで読んだ感想です。
本当はもう少し読んでからの方が良いかと思ったのですが、魅力は充分、他の方が書いていらっしゃいますので、私はこの辺りで微力ながら援護射撃させていただきたいと思います。

御作は「ここにこう来たらスカッとするだろうなぁ」という王道的展開と、「お? ここは他の作品とは違うテイストだなぁ」というオリジナル要素が絡み合う上質なファンタジー作品です!

主人公のジュキくんは【歌声魅了】というギフトを所持していますが、魔力はからっきしで近所のクソ坊主に馬鹿にされるところから物語が始まっていきます。
ですが、その【歌声魅了】のギフトは作者様の力も相まり、敵味方、そして読者である私たちでさえも魅了していき、覚醒前でもその力の片鱗が味わえる内容となっていますのでご安心を!

ざまぁ要素も兼ね備えており、初っ端の時点で「あぁ、こいつがざまぁされていくんだなぁ」というのが分かり易く、読者をニヤニヤ、ワクワクさせていきます!

まあ、このざまぁされていくキャラも嫌な奴なんですが……なんでしょう?
作者様の力量もあってか、なーんか気に入っちゃうんですよね(笑)
回想に出てるだけで「お? また出てんじゃん♪」とニヤついてしまいます!

ストーリー、描写も魅力的で、構成も小説のお手本のような作品となっております。
読み専の方も、「自分でも小説を書いてみたいなぁ」という方も、一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?

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