痴れ者と不名誉な名で呼ばれた仮面の少年。しかし、その正体は――
- ★★★ Excellent!!!
本作は妖者が跋扈する国のお話ということで、ジャンルは作者様の十八番とも言える中華ファンタジーとなっております。
主人公は仮面をつけ、痴れ者を演じている無明くん。
彼は生まれながらにして高い霊力をその身に秘めていた為、それを封じるためにやむを得ず、仮面をつけているとのこと。
まずこの『強力な力を隠すために仮面をつけている』という設定の時点で、読み手の心をかなり擽ってきていると言えるでしょう。現に私は擽られました(笑)
ただ、不名誉な名を轟かせているとはいえ、理解者はしっかりといます。
その理解者とのやり取りが、またほっこりとして、その関係がどのように進むのかも、御作の注目ポイントになると感じました。
まだ一章と序盤までしか読めていませんが、お話と共に読み手の世界も広がっていくような、そんな作りになっていますので、気になった方は是非、目を通すことをオススメいたします♪